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Galaxy Z Flip、日本ではKDDIが独占販売

~2月18日に予約を開始し、2月下旬に発売予定

KDDIが2月下旬より発売すると発表した、au版Galaxy Z Flip

 KDDIおよび沖縄セルラーは、2月11日(現地時間)にSamsung Electronicsが米国サンフランシスコで開催した発表会イベント「Samsung UNPACKED 2020」において発表された、折りたたみ型スマートフォン新モデル「Galaxy Z Flip」を、2月下旬に発売すると発表した。発売に先立ち、2月18日より全国のau取扱店およびau Online Shopにおいて予約を開始する。

 Samsung UNPACKED 2020開催に合わせて日本の報道陣にコメントした、KDDI代表取締役執行役員常務の雨宮俊武氏は、Galaxy Z Flipの発売について「当社は、au UNLIMITED WORLDを体現できる革新的な端末を提供することで、スマートフォンの新しい楽しみ方・可能性に対して積極的にお客様へ提案していきたいと考えています」と述べた。

 また、Samsungの折りたたみ型スマートフォン第1弾となる「Galaxy Fold」については「販売数の目標を達成するとともに、端末としての満足度も歴代ナンバーワンだった。今回のGalaxy Z Flipについても、先進的な端末をauが扱っているということでauの先進性を感じてもらえると嬉しい」とコメントするとともに、「Galaxy Foldよりもお求めやすい価格になると思うので、数にも期待している」と期待感を示した。

 さらに、Galaxy Foldに続いてのGalaxy Z Flip発売については、「Galaxy Foldは非常に好評だったものの男性ユーザーの比率が非常に高かった。それに対してGalaxy Z Flipは、機能が先進的でありつつも親しみやすいデザインで、男性だけでなく女性にも扱いやすいと考えて、採用を決定した」と、その経緯を説明した。

Samsung UNPACKED 2020開催に合わせて日本の報道陣にコメントした、KDDI代表取締役執行役員常務の雨宮俊武氏

 国内で販売されるGalaxy Z Flipは、基本的にはグローバルモデルをベースとしており、auオリジナルアプリなどをインストールしている以外に大きなカスタマイズは施していないという。そのため、仕様は既報の関連記事にあるグローバル版のGalaxy Z Flipとほぼ同等で、防水仕様には対応せず、FeliCaも搭載しない。本体カラーは、ミラーパープルとミラーブラックの2色をラインナップする。

 なお、価格については現時点では未発表だが、予約開始となる2月18日までには発表するとのこと。KDDIは、2月17日に「au新商品・サービス発表会」の開催を予定しており、その場で価格などの詳細が判明するものと思われる。

表:au版Galaxy Z Flipのおもな仕様

 ここからは、KDDIが発売を予定している国内版Galaxy Z Flipを写真で紹介する。

本体正面。ディスプレイは6.7型のDynamic AMOLEDで、表示解像度はフルHD+
Galaxy Z Flipを閉じる様子。ディスプレイ表面に極薄ガラスを採用することで、ガラス採用ながら折りたためる構造を実現している
Galaxy Z Flipを開閉する様子
背面
折りたたんだ状態
ヒンジの構造はGalaxy Foldのものに似ているが、さらなる改良が加えられ、20万回の開閉に耐える耐久性を実現
ヒンジ部にはGalaxyロゴが見える
折りたたんだ底面側。接続端子はUSB Type-Cを採用
左側面
右側面。こちらにボリュームボタンと指紋認証センサー一体型電源ボタンを配置
ディスプレイの折りたたみ部分には、わずかながら段差が見え、指で触っても段差がはっきり認識できるが、操作に大きな支障は感じない
ディスプレイ表面に極薄ガラスを採用することで、フロントカメラのディスプレイ内蔵構造を実現
このように、ヒンジを自由な角度に設定して利用可能。角度を付けて利用する場合には、「フレックスモード」と呼ばれる操作モードへと切り替わり、カメラアプリは専用UIでの操作が可能となる
このように本体を置いて撮影できるため、単体で長時間露光撮影も可能となる
裏面のメインカメラ
メインカメラ横には、各種情報や通知を表示する1.1型サブディスプレイを搭載
メインカメラは本体を閉じた状態でも撮影可能で、その場合にはサブディスプレイを簡易ファインダーとして利用できる
カラーはミラーパープル(左)とミラーブラック(右)の2色をラインナップ