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WD、NAS向けブランド「WD Red」初の高耐久SATA SSD

~HDDにも14TBモデルを追加

WD Redシリーズ

 Western Digitalは、NAS環境向けのストレージ製品「WD Red」シリーズの新製品を発表した。国内発売も予定されており、価格はオープンプライス。11月下旬の発売を予定する。

 「WD Red SA500 NAS SATA SSD」は、NASヘビーユーザー向けに設計されたSSD。M.2フォームファクタは500GB~2TBの容量が用意され、米国価格は72ドル~297ドル。2.5インチフォームファクタは500GB~4TBの容量が用意され、同75ドル~600ドル。

 24時間365日稼働するNAS環境で課される、読み取り/書き込み負荷への優れた耐性により、OLTPデータベース、マルチユーザー環境、フォトレンダリング、4Kおよび8Kのビデオ編集に対応するとしている。NASシステム内でのキャッシュ用途や、10GbEネットワークに最適な環境を構築できるとする。

 おもな仕様は、シーケンシャルリード560MB/s、同ライト530MB/s、ランダムリード95,000IOPS、同ライト85,000IOPS(4TBのみ82,000IOPS)。TBW(総書き込み容量)は500GBで350TBW、1TBで600TBW、2TBで1,300TBW、4TBで2,500TBW。

 「WD Red NAS HDD」では、最大容量に14TBモデルが追加された。米国価格は450ドル。NASシステムで最大8ベイに対応できるよう設計され、年間最大180TBのワークロード率をサポートし、24時間365日環境の小規模ホームオフィスに最適とする。

 「WD Red NAS Pro HDD」も14TBの容量が追加され、米国価格は525ドル。こちらは最大24ベイに対応し、3D Active Balance Plus技術とNASware 3.0を使用したエラーリカバリ制御により、ドライブ動作の信頼性が高められている。