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Windows 10 May 2019 Updateの適用率が一気に3倍上昇で3割に

 Windows Storeアプリの宣伝ソリューションなどを提供しているAdDuplexは、同社AdDuplex SDKを使用している5,000のアプリから収集した1万台以上のPCのデータをもとに、8月27日までのWindows 10バージョンの利用動向を公開した。

 その結果を見ると、7月25日まではまだ11.4%だった「May 2019 Update(バージョン1903)」の適用率が今回33%まで増加した(前回の記事 : Windows 10最新版「May 2019 Update」の適用率はまだ1割)。

 これにより、2つ前のバージョンの「April Update 2018(同1803)」の33.1%という適用率と並ぶとともに、1つ前のバージョンの「October 2018 Update(同1809)」の適用率28.7%を超え、多くのWindows PCでMay 2019 Updateのインストールが進んでいるという状況になっている。

 なお、以下の各年における適用率のグラフでは、2018年10月3日に配信されたOctober 2018 Updateの伸び率が、その1つ前のApril Update 2018に比べてかなり緩やかになっているが、これはOctober 2018 Updateの不具合発生により一時配信停止になるという問題が発生したため。

 Microsoftはこれ以来、バージョンアップに慎重になり、互換性に問題があるPCへのインストールを控えるようになった(Windows 10 October 2018 Updateが配信再開参照)。そのため、現行のMay 2019 Updateについても以前と比べればゆるやかな伸びを見せるようになっている。