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レノボ、厚さ22mmの超小型デスクトップ「ThinkCentre M90n-1 Nano」

~USB Type-C 1本で電源供給と映像出力が可能

ThinkCentre M90n-1 Nano

 レノボ・ジャパン株式会社は、ThinkCentreシリーズ史上最小のデスクトップ「ThinkCentre M90n-1 Nano」を16日に発売する。税別価格は74,000円より。

 幅がゴルフボール4個分、奥行きが同2個分の超小型設計を採用し、シリーズ史上最小となる容積0.35Lを実現。また、最大15Wの省電力CPUを採用することにより、従来製品のThinkCentre M920s Smallと比較して1台あたり年間約1,476円の電力削減が可能。

 USB Type-Cを備えており、Lenovo USB Type-C ノートブックパワーバンクから給電しながら利用できるほか、ディスプレイ出力にも対応。オプションのドッキングを利用すれば、給電とインターフェイス拡張が可能としている。

 MIL規格に準拠した堅牢性も特徴。VESAやDIN規格に対応した設置用オプション、ThinkCentre Tiny-in-Oneシリーズに装着するためのモジュールなども用意する。

 CPUはCore i3/i5/i7が選択可能で、メモリは8GBまたは16GB、ストレージは128GB、OSはWindows 10 HomeまたはPro。

 インターフェイスは、USB 3.1×6(うち2基はType-C)、DisplayPort、Gigabit Ethernet、Wi-Fi、Bluetooth、音声入出力。本体サイズは約179×88×22mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約505g。

本体前面
本体背面

エッジコンピューティング向けのヒートシンク筐体モデルも

ThinkCentre M90n-1 Nano IoT

 また、エッジコンピューティングに適した容積0.55Lの「ThinkCentre M90n-1 Nano IoT」も同時発売。価格は45,000円より。

 筐体自体が大型ヒートシンクとなっており、ファンレスで駆動。稼働時に温度が高い、ホコリが多いといった環境での利用にも適しているという。

 OSにWindows 10を採用し、既存のシステムとの高い親和性を実現。エッジレイヤーで必要とされるデータの収集や前処理、分析、転送の作業が可能。無線通信はWi-FiとBluetoothに加え、LTEおよびLoRaにも対応する。

 CPUはCeleronまたはCore i3が選択可能で、メモリは4GBまたは8GB、ストレージは128GB、OSはWindows 10 ProまたはWindows 10 IoT Enterprise LTSC。

 インターフェイスはUSB 3.1×4(うち2基はType-C)、DisplayPort、Gigabit Ethernet、Wi-Fi、Bluetooth、音声入出力。本体サイズは約179×88×34.5mm(同)、重量は約720g。

本体内部
ケース表面のヒートシンクとCPUが密着している
SIMスロットを備えている
全面にシリアルポートを搭載し、工業用途にも向く
本体背面のインターフェイスも充実
モバイルバッテリでも動作できる