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NXP、MarvellのWi-Fi/Bluetooth事業部門を約1,930億円で買収

 半導体サプライヤーの蘭NXP Semiconductorsは、米Marvellの無線事業部門の買収を発表した。買収の完了次期については、規制当局の承認や慣習的な取引条件の完了を経て、2020年第1四半期を見込む。

 買収対象となるのはWi-Fiコネクティビティ事業部、Bluetoothテクノロジーポートフォリオ、および関連資産などで、従業員約550名も含まれる。買収総額は17.6億ドル(約1,930億円)で、現金で支払われる。

 NXPでは、「Marvellのコネクティビティチームは、20年近くに渡って革新的で安全かつ信頼性の高いWi-Fi/Bluetoothコンボソリューションを提供するパイオニアである」として、今回の買収によって、I.MX、Layerscape、Kinetis、LPC、RT Crossoverなどの最先端コンピューティングプラットフォームとともに、Wi-Fi 4/5/6、およびBluetooth/BLEコンボを含む、幅広いワイヤレス接続ソリューションを顧客に提供できるようになるとアピールしている。

 なお、今回の買収資産に関連するMarvellの2019年度収益は約3億ドルで、NXPでは買収後の2022年までに収益は倍増する見込みとしている。