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次期Windows 10プレビュー版にスマホをPCから操作する新機能

Build 18356(19H1)のphone screen機能

 米Microsoftは3月13日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview「Build 18855(20H1)」をSkip Aheadで公開した。なお、現在19H1のビルドがFast ringで配布されているが、近々RTM(Release to Manufacturing)に昇格するため、今春には19H2のリリースを開始するという。

 Build 18855では新機能の実装はなく、動作改善や不具合の修正がおもとなっており、Notepad(メモ帳)で内容が保存されていない状態でWindows Updateによる再起動が入っても、自動的に内容を復元するようになったほか、Windows Sandboxでのマイク利用が可能になったことなどが挙げられる。

 また、3月12日(同)には19H1向けのBuild 18356の配布がはじまっており、こちらでは新機能としてAndroid OS向けに提供されている「Your Phone(スマホ同期管理アプリ)」において、Androidの画面をPC上に直接表示させる「phone screen」機能が利用可能になった。表示だけでなく、マウスやキーボードにも対応し、スマートフォンを取り出すことなく、PC上でスマートフォンの操作が行なえる。

 スマホ同期管理アプリのこの機能は段階的に提供されるとしており、バージョン「1.0.20701.0」かそれ以上のもので利用できる。ただし、Android側はバージョン7以上である必要があるほか、現時点では対応するスマートフォンとPCが限定されている。現状はSurface Goでのみ動作するが、MicrosoftはPC/スマートフォンともに順次対応デバイスを増やしていくとしている。