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Xiaomi、メモリ12GBに達したSnapdragon 855搭載スマホ「Mi 9」

メモリ12GB+256GBでシースルーなMi 9特別モデル

 中国Xiaomiは20日(現地時間)、2019年のフラグシップスマートフォン「Mi 9」を発表した。中国国内での発売は2月26日。

 価格は、メモリ6GB+ストレージ128GBモデルが2,999人民元(約5万円)、8GB+1286GBモデルが3,299人民元(約55,000円)。Mi 8と同様、背面シースルーの特別モデルも用意し、12GB+256GBの構成で価格は3,999人民元(約67,000円)。

 Snapdragon 855を搭載したスマートフォンとしては、Lenovoが2018年末に先立って「Z5 Pro GT」を発表しているが、実際の製品発売はまだされていない。また、Samsungも「Galaxy S10」シリーズを発表しているものの、製品発売は3月とされており、Mi 9は真の意味での初Snapdragon 855搭載端末となった。

 Snapdragon 855は7nmプロセスとなったことで、従来の845からゲーム性能が20%、演算性能が45%、AI性能が3倍向上するという。また、Xiaomi独自の「Mi Turbo」最適化技術により、18カ月間使用してもプチフリせず、スムーズに動作するとしている。

 世界で初めて20Wの無接点充電に対応し、90分でフル充電可能。なお、有線による充電も従来の18Wから27Wに向上し、60分で満充電できる。

 背面カメラは4,800万画素のソニーIMX586/F1.75をメインとし、1,600万画素のソニーIMX481広角カメラ、1,200万画素のSamsung S5K3M5 2倍望遠カメラのトリプル構成。月表面の模様まで写し撮れるという月撮影モードを搭載する。前面カメラは2,000万画素。

 ディスプレイは2,340×1,080ドット表示対応の6.39型Samsung AMOLEDを採用し、表面をCorningゴリラガラス6でカバーした。画面内指紋センサーは第5世代となっており、従来モデルよりロック解除速度が25%向上した。

 デュアルSIMデュアルスタンバイをサポートし、対応バンドはLTE-FDDが1/2/3/4/5/7/8/12/17、TDD-LTEが34/38/39/40/41、WCDMAが1/2/4/6/8、TD-SCDMAが34/39、CDMA EvDOがC0、GSMが2/3/5/8、CDMA 1XがC0。

 インターフェイスはIEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、USB Type-C。バッテリは3,300mAh。本体サイズは74.67×157.5×7.61mm(幅×奥行き×高さ)、重量は173g。

ブラックモデル
パープルのグラデーションモデル
ブルーのグラデーションモデル

初のSnapdragon 712搭載モデルも

Mi 9 SE

 このほか、世界ではじめてSnapdragon 712を搭載した小型モデル「Mi 9 SE」を3月1日に中国国内で発売する。価格は6GB+64GBモデルが1,999人民元(約33,000円)、6GB+128GBモデルが2,299人民元(約38,000円)。

 ディスプレイ解像度はMi 9と同じながら、サイズは5.97型に縮小し、旧世代の5.1型に相当するグリップ感としている。また、4,800万画素メイン+800万画素望遠+1,300万画素超広角のトリプルカメラを搭載する。

 本体サイズは70.5×147.5×7.45mm(同)、重量は155g。