ニュース

GPD、シリアルポートつきの6型UMPC「GPD MicroPC」の詳細を公開

~耐落下/耐熱のABS合成樹脂筐体を採用

GPD MicroPC

 深セン・GPD Technologyのシリアルポートつき6型UMPC「GPD MicroPC」が、クラウドファンディングサイトIndiegogoに登録された。出資の募集は2月より開始する予定。製品を入手するための最小出資額は299ドルで、一般価格は399ドルとなる。製品出荷は2019年5月を予定。

 筐体は韓国製のLG-DOW 121Hと呼ばれる耐衝撃合成樹脂を採用しており、1mm厚により剛性と難燃性、耐熱性を兼ね備えている。26,000㎏/平方㎝の力に耐え、高さ5mからの落下テストを97.63%の確率でクリアした。

 表面はUVスプレーによる加工で、角を丸めた設計により快適性を高めたという。背面は45度に傾斜した排気口により、インターフェイスにチリが積もることを防ぐ。

 ポインティングデバイスはタッチパッドを採用。液晶はタッチ非対応。キーボードは親指での入力に特化し、バックライトを搭載した。タッチパッドの関係で、数字キーが左側に寄った2段構成になっているが、これにより左手の親指だけで数字入力できるようになった。

 底面の空気取り入れ口は底面積の28%を占め、高さ3mmのゴム足によりエアフローを確保し、ファンのオン/オフ切り替えスイッチも搭載。底面には2.5mm径のネジ穴を2つ備えており、スタンドやブラケットといった好みのアクセサリを取り付けられる。左手前にはキーストラップホールも備えた。

 CPUはCeleron N4100(1.1GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリは4GB(LPDDR4)、ストレージは128GB SSD(M.2 SATA)、液晶は1,280×720ドット表示対応の6型(ゴリラガラス4)、OSはWindows 10 ProまたはUbuntu MATE 18.10などとなっている。

 インターフェイスは、microSDカードスロット、USB 3.0×4(うち1基はType-C)、HDMI出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、シリアルポート、音声入出力などを備える。

 バッテリは3,100mAhのリチウムポリマー×2で、駆動時間は約6~8時間。付属のACアダプタは新たに15V/1.6Aに対応、Type-Cを利用して充電し、約30分で半分充電できるという。本体サイズは153×113×23.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は440g。