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Surface Goの追加で国内のシリーズ売上を1.5倍にする、と日本マイクロソフト平野社長

Surface Goを持つ、日本マイクロソフト平野社長(右)と米Microsoft Vice Presidentのマット・バーロー氏

 既報のとおり、日本マイクロソフト株式会社は、10型2in1となる「Surface Go」を7月12日より予約、8月28日より発売する(10型2in1「Surface Go」、国内は7月12日予約、8月28日発売参照)。11日に行なわれた発表会では、同社代表取締役社長の平野拓也氏や、米Microsoft Corporate Vice Presidentのマット・バーロー氏らが新製品の狙いについて説明した。

Surface Go

 現在、日本マイクロソフトが注力しているのは、「ワークスタイルイノベーション」、「ライフスタイルイノベーション」、「インダストリーイノベーション」の3分野。平野氏は「Surface Goは、このすべてにまたがる意義のある製品。競争力のある、魅力的な価格になっている」と紹介。とくに対象として狙うのは、コンシューマー、パーソナルワーカー、教育機関であり、これまでSurfaceシリーズを使っていなかったユーザー層に訴えかけると説明した。

 また、平野氏によると、全世界でSurface Goの発表会を行なうのは日本のみ。そして、日本法人では国内の出荷台数や売上高を公開していないが、「右肩上がり」だったという前年度のSurfaceシリーズの売り上げに対して、今年度はSurface Goが加わったことで、「売上1.5倍を目指したい」と述べ、日本市場における同製品への期待の高さをあらわにした。

日本マイクロソフト代表取締役社長の平野拓也氏

 Surfaceシリーズの責任者であるマット・バーロー氏は、これまでの約20年の経歴のなかで、初の光学マウス、エルゴノミクスキーボード、Kinect、Xbox One、HoloLensなど多数のハードウェアに関わってきた人物。

 初代Surface Proの発売から5年が経過するなか、さまざまな世界初やイノベーションを提供してきたと同氏。ユーザー満足度も高いが、一方で、可搬性、生産性、柔軟性、価格について、さらに良いものを求める声もあった。バーロー氏は、それらの意見に耳を傾け、取り入れて開発したのがSurface Goであるとした。

 Surface Proは、2in1でPCとしてもタブレットとしても使え、ペンにも対応することで、利用スタイルも幅が広い点を訴求している。これに加え、Surface Goは、シリーズ中もっとも安価で、小さく、軽い点を特徴とし、さまざまな種類のユーザーが、毎日持ち運んで使うことを想定している。

 製品名の由来だが、「どこにでも持って行ける」という意味合いと、「Go」の持つ美しさとシンプルさなどから、この名称に決定した。

米Microsoft Corporate Vice Presidentのマット・バーロー氏