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Baidu、深層学習の訓練/推論向け高性能プロセッサ「崑崙」

 中国Baiduは3日(現地時間)、同社のプライベートイベント「Baidu Create 2018」にて、初となる深層学習専用プロセッサ(AIアクセラレータ)「崑崙(Kunlun)」を発表した。

 崑崙は、訓練処理用の「818-300」と、推論処理用の「818-100」の2種類が用意され、クラウドとエッジの両方の深層学習ソリューションに適応できるようになっている。性能とコストを両立できるとしており、PaddlePaddleといった深層学習フレームワークをサポートする。

 同社は2011年よりFPGAベースのAIアクセラレータの開発に取り組んできた。今回開発した崑崙は数千ものスモールコアを内包し、260TOPSの処理速度を100Wで実現。FPGAベースのアクセラレータより30倍高速だとしている。512GB/sのメモリバンド幅を備え、Samsungの14nmプロセスで製造される。