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Samsung、8TBのNGSFF SSDを提供開始。2Uで576TBを実現

NF1

 Samsung Electronicsは6月21日(韓国時間)、NGSFF(Next-generation Small Form Factor)タイプの8TB NVMe SSD「NF1」の出荷を発表した。

 データセンター/エンタープライズサーバーシステム向けのSSDで、512GBのNANDパッケージを16個実装し、各パッケージには1層あたり256bitのV-NAND(3bit MLC)を16層分積層。フットプリントは110×30.5mm(幅×奥行き)と小さく、サーバーに使われている2.5インチサイズのNVMe SSDを置き換え狙っており、最近の2Uラックマウントサーバーであれば、最大576TB(72×8TB)の容量を実現できるという。

 NF1 SSDでは、NVMe 1.3プロトコルとPCI Express 4.0インターフェイスをサポートする最新コントローラが使われており、12GBのLPDDR4メモリを実装。シーケンシャルリード速度は3,100MB/s、同ライトは2,000MB/sを実現可能で、ランダムリード速度は500,000IOPS、同ライトは50,000IOPSとなっている。

 さらに、NF1ストレージのソリューションとして提供しているエンタープライズ向けシステムで実装すれば、2Uラックスペースあたり1,000,000IOPSを達成可能としている。DWPD(Drive Write Per Day)は1.3回で、3年間の保証がつく。

 Samsungでは、512bit版のV-NANDも提供予定で、今年(2018年)の後半に追加される見込みとしている。