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Intel、内蔵GPUによるウイルスチェック機能を実装。チップ消費電力を半減

 米Intelは16日(現地時間)、CPU内蔵GPUによるメモリスキャン機能など、同社製CPU/プラットフォームに対するセキュリティ機能の追加実装を発表した。

 1つめは、「Accelerated Memory Scanning」と呼ばれる機能で、これまでCPUで行なっていたメモリ上のマルウェアスキャンをCPU内蔵GPUで行なう。これにより、CPU負荷が2~20%低減され、SoC全体での消費電力は52%低減する。対応するCPUは第6世代~第8世代で、まずはWindows Defenderがこの機能に対応。順次、他のOSでもサポートされる予定。

 2つめは、「Intel Security Essentials」と呼ばれるもので、セキュアブート、アイデンティティープロテクション、暗号化、トラステッドエグゼキューションなどこれまで一部のXeonプロセッサなどに搭載されていたハードウェアレベルのセキュリティ機能を、CoreプロセッサやAtomプロセッサにも展開する。