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ASRock、「Phantom Gaming」シリーズでビデオカード市場に参入

Phantom Gaming X Radeon RX580 8G OC

 ASRockは28日(台湾時間)、16日に予告した“Phantom Gaming”を正式発表。Radeon RX 500シリーズによって、初めてビデオカード市場に参入することが明らかとなった。

 今回のPhantom Gamingシリーズは、Radeon RX 580、同570、同560、同550の4モデル。このうち上位のRX 580/570に関しては「OC Certified Edition」となっており、独自のハードウェアとソフトウェアで、オーバークロッカーが世界記録を打破するためために開発されているという。

 また、この2モデルに関しては冷却性を高めるデュアルファンデザインを採用。ダブルボールベアリングファンを採用し、5万~10万時間の長寿命を実現。ヒートシンクのベースは銅製で、高性能グリスを採用し、熱の吸収率を高める。ヒートシンクは大型のもので、ヒートパイプの配置を最適化。焼結銅粉や独自の溝を設けたコンポジットヒートパイプにより冷却性を30%高めるという。

 ユーティリティは“Phantom Gaming Tweak」と呼ばれ、ファン速度、コアクロック、メモリクロックといった項目を設定可能。OCモード、デフォルトモード、サイレントモードの3種類のプロファイルを標準で用意する。また、電圧に関しては十分なオプションを用意し、究極のオーバークロックを実現できるという。

 最上位の「Phantom Gaming X Radeon RX580 8G OC」は、OCモードでコアクロック1,435MHz、メモリクロック8,320MHzに達する。「Phantom Gaming X Radeon RX570 8G OC」はそれぞれ1,331MHz、7,280MHzとなる。いずれもメモリは8GBのGDDR5で、ディスプレイ出力はDisplayPort×3、HDMI、DVIの5系統。

Phantom Gaming X Radeon RX570 8G OC

 「Phantom Gaming Radeon RX560 2G」は、OCモードでコアクロック1,194MHz、メモリクロック6,240MHz。「Phantom Gaming Radeon RX550 2G」は、OCモードでコア1,144MHz、メモリクロック6,240MHz。いずれもメモリは2GBのGDDR5で、ディスプレイ出力はDisplayPort、HDMI、DVIの3系統。

Phantom Gaming Radeon RX560 2G
Phantom Gaming Radeon RX550 2G
公式プロモーションビデオ
モデルRadeon RX580 8G OCRadeon RX570 8G OCRadeon RX560 2GRadeon RX550 2G
OCモードコアクロック1,435MHz1,331MHz1,194MHz1,144MHz
デフォルトモードコアクロック1,380MHz1,280MHz1,149MHz1,100MHz
サイレントモードコアクロック1,324MHz1,228MHz1,103MHz1,056MHz
OCモードメモリクロック8,320MHz7,280MHz6,240MHz
デフォルトモードメモリクロック8,000MHz7,000MHz6,000MHz
サイレントモードメモリクロック7,680MHz6,720MHz5,760MHz
メモリ8GB GDDR52GB GDDR5