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2019年発の“新元号”はWindowsアップデートで対応

コントロールパネルから元号表示にできる

 現在の2018年時点では元号に「平成」が用いられているが、2019年5月1日の新天皇即位によって新たな元号が生まれることになり、最近では国内メディア各紙が次の元号が何になるかなどといった話題を報じている。

 Windows 7/Server 2008 R2、.NET Framework 4以降では元号表示に対応しており、コントロールパネルの「日付と時刻の設定」からカレンダーの種類を「和暦」にすることで“2018年”が“平成30年”として表示されるようになっている。

 システムで元号を使用しているユーザーはかなりかぎられると思われるが、特定の業務用途で使われるソフトウェアなどでは元号を必要としているものもある。Windowsでは日本の元号を含む各種暦をサポートしており、Windowsアップデートにて対応を行なうとしている。

 なお、ソフトウェア開発者などがテスト目的で仮の新元号を組み込みたい場合はレジストリエディターから以下のように追加して挙動を確認可能。Windows 7以降、.NET Framework 4以降で利用できる。もちろんレジストリの手動変更はOSに不具合をもたらす可能性があるので、テストマシン以外での使用は推奨されていない。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Calendars\Japanese\Eras]
"2020 09 01"="仮名_仮_Test Era_X"
レジストリ上には標準で明治/大正/昭和/平成の4つの元号が登録されている