シチズン、恒星1,027個や星雲・星団166個を正確に再現した星系時計

カンパノラ コスモサイン

　シチズン時計株式会社は、7年ぶりとなる「コスモサイン」シリーズの時計を11月3日に発売する。税別価格は250,000円から。

　「カンパノラ」ブランドのコスモサインは、時の起源である天体の運行を、細部に至るまで精密にレイアウトされた星座盤によって表示しており、星空の動きを腕元で再現できる人気モデル。

　全部で2モデルがあり、北緯35度の全天星座をリアルタイムで文字盤に再現する「星座盤モデル」と、今回新たに加わった月齢などを表示する「月齢盤モデル」を用意。税別価格は前者が280,000円、後者は250,000円。

　星座盤モデルでは、漆黒の宇宙をイメージし、従来はブルーだった文字盤を星座盤面を含めてブラックでカラーリング。方位高度線はグレーになり、トーンが落とされたことで星座などが見やすくなった。北緯35度で観測できる4.8等星以上の恒星1,027個、アンドロメダ銀河やオリオン座大星雲などの星雲・星団など166個を正確に配置。14版にもおよぶ精密な印刷によって再現されている。このほか、初のメタルバンドを採用し、より精巧なデザインとなった。

　一方の月齢盤モデルは、月齢/月と太陽の位置/太陽の出没時刻を表示。外周の24時間盤は回転周期が24時間、内周の月齢盤は同24時間50分29秒と、異なる速度で回転することで月の満ち欠けもリアルに再現する。月本体、ティコ、コペルニックスといったクレーターなどの位置も含めて正確に表現した。

　両モデルとも、風防ガラスに99%クラリティコーティングを施しており、反射を抑制。盤面の視認性を向上させている。

　主な仕様と機能は下表の通り。