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Parrot、固定翼ながら垂直離着陸可能なミニドローン
~税別1.7万円、リモコンも付属
2016年9月29日 16:41
Parrotは、固定翼型ミニドローン「Swing」と、変形型ミニドローン「Mambo」の2製品を発表した。発売は10月中の予定で、税別価格はそれぞれ17,000円、15,000円。
Swingは、X型に配置された4枚の翼を有する小型ドローン。クアッドコプターモードとの切り替えが可能で、固定翼型ドローンとしては初となる垂直離着陸を実現した。
離陸時はクアッドコプターモードで浮き上がって安定動作を保ち、プロペラを進行方向に傾けると、水平飛行モードに移行する。
水平飛行モードで最高時速29kmという高速飛行が可能で、左右旋回やUターンだけでなく、宙返りやハーフフリップ動作など、優れたレスポンスと高い運動性能を謳う。
搭載センサーには3軸加速度計、3軸ジャイロスコープなどを搭載。動きや傾きを常時測定/分析し、自動操縦機能によりポジションを調整する。
また、クアッドコプターモードでは16ms毎に後尾搭載のカメラで地面の画像を比較することで速度を測定。カメラは30万画素で、内蔵の1GBフラッシュにスナップショットを保存することもできる。
さらに4mまでの高度を超音波センサー、それ以上の場合には圧力センサーで高度を制御し、固定翼モード時にはクアッドコプターモード時の高度を維持して飛行する。
操縦はミニドローン専用のスマートフォンアプリ「FreeFlight Mini」から行なう。スマートフォンとの接続はBluetooth Low Energyで、最大通信距離は20m。
また、Swingではより高精度な操縦の実現や、通信範囲を60mまで拡張できるリモコン「Flypad」も同梱。ジョイスティックやカスタマイズ可能なボタンを備え、スマートフォン固定用のホルダーを搭載する。Flypadは単体でも販売が行なわれ、税別価格は5,000円、発売は10月予定。
バッテリはリチウムポリマーで、容量が550mAh、飛行時間が最大8分。本体サイズは325×127mm(幅×奥行き)。重量は73g。
Mambo
Mamboは、本体重量63gと軽量なミニドローン。キャノンとグラバーという2つのアクセサリを同梱するのが特徴。
キャノンは射程距離2m、弾倉容量6発のボール発射機構で、6mm径/0.12gのボールを射出できる。グラバーは最大4gまでの物体を挟んで持ち上げることができるアクセサリ。
搭載センサーはSwingと同様で、操作もFreeFlight Miniから行なう。Swingと異なり同梱ではないものの、MamboもFlypadに対応するため、最大60mまで通信距離を拡大できる。
バッテリはリチウムポリマーで、容量が550mAh、飛行時間が最大9分。本体サイズは180×178mm(同)。重量は73g。
都内で開催された発表に登壇した、Parrot JPAC地域担当バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクターのクリス・ロバーツ氏は、今回の2製品は、初めてドローンに触れるユーザーにも最適であると述べ、遊び心に溢れた仕様など、年齢に関わらず楽しめる製品に仕上がっているとアピールした。