富士通、シンクライアントを含めた法人向けPCを16機種発表

FUTRO MA576

　富士通株式会社は、11シリーズから成る法人向けPCおよびタブレットの全16機種を発表した。4月下旬から5月下旬にかけて順次発売する。

　ノートPCの「LIFEBOOK」、タブレット「ARROWS Tab」、ワークステーション「CELSIUS」に含まれる5シリーズ7機種については従来モデルを最新CPUと最新OSで刷新。LIFEBOOKではDDR4メモリを実装するなど、新構成でラインナップを拡充した。

　デバイス側にデータを残さないシンクライアントの「FUTRO」シリーズでは、15.6型のスタンダードノート「FUTRO MA576」、13.3型のモバイルノート「FUTRO MS936」、デスクトップPC「FUTRO S720/N」を新たに投入。ラインナップを強化した。

　また、法人用途ではWindows 7を利用する企業が多く、Skylake世代のCPUを載せたWindows 7/8.1搭載機種のサポート期間が2018年7月17日までとなった問題に対応すべく、BroadwellおよびHaswell搭載機を製品群に追加するという施策を講じている。

　一例として15.6型「FUTRO MA576」の標準構成時の主な仕様は、CPUがCeleron 3855U(1.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、OS/アプリ搭載用内蔵フラッシュメモリ32GB、15.6型WUXGA(1,920×1,200ドット)非光沢液晶ディスプレイ、OSはWindows 10 IoT Enterprise 2015 LTSBを搭載。

　インターフェイスは、USB 3.0×4、SDカードスロット、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、Gigabit Ethernet、音声入出力などを装備。

　本体サイズは374×250×24.9～32.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2kg。バッテリ駆動時間は標準バッテリで約2.5時間、大容量バッテリで約7.5時間となる。

13.3型の「FUTRO MS936」

スリタワー型デスクトップ「FUTRO S720/N」

　全機種の価格と発売時期は下表の通り。