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Dell、エントリークラスのモバイルワークステーションを発表

〜ビジネスPCに近い価格で今春発売へ

モバイルワークステーション「Precision M2800」
2014年春 発売予定

価格:1,119ドル〜

 Dellは、エントリークラスのモバイルワークステーション「Precision M2800」を発表した。価格は1,119ドルからの設定としており、米国や日本をはじめとして、全世界で、今年春に発売する予定だ。

 Dell Precision M2800は、HD対応またはフルHD(1,920×1,080ドット)対応の15.6型UltraSharp液晶ディスプレイを搭載。CPUは、第4世代Core i5およびi7プロセッサで、2GBの専用GDDR5ビデオメモリを搭載したFirePro W4170Mグラフィックスのほか、最大16GBのシステムメモリおよび最大1TBのストレージを採用している。重量は2.56kg。

 オフィスや外出先においても、負荷の高いグラフィックスデータなどをスムーズに実行することができ、フルHDの解像度を利用することで細かい作業にも適しているという。さらに、マルチディスプレイにより、オフィスでは複数画面を活用した使い方も可能になる。

 また、Precision M2800は、ISV認定システムとしての取り組みも行なうことになっており、発売時点で、AutodeskのAutoCADおよびInventor、Revit、Dassault SystemsのSolidworks、PTCのPTC Creoなどの主要アプリケーションの認定を取得する予定だという。あわせて、特定のアプリケーションを最適化するためのシステム設定を自動で調節するDell Precision Performance Optimizer(DPPO)を搭載しており、さまざまなアプリケーションの最適利用を可能にする。

筐体にはマグネシウムを使用している
キーボードの様子
テンキーボードも搭載している
タッチパッドのほかに、トラックポイントも採用している
Dell Precision M2800の主な仕様
モバイルに適していることを示すPrecisionワークステーション担当エグゼクティブディレクターのアンディ・ローズ氏

 米DellのPrecisionワークステーション担当エグゼクティブディレクターのアンディ・ローズ)は、「市場を調査したところ、より適正な価格で、グラフィック機能についても妥協しない高い性能を持ったモバイルワークステーションを投入する必要を感じた。そのためには、価格の障壁を取り除く必要がある」と語った。

 「プロフェッショナルクラスの性能を持つ、迅速、かつ信頼性の高い新たなPrecisionワークステーションによって、エンジニア、設計者、ビデオ編集者が、適切なツールを利用して重要な業務をこなせるようになる。既存のワークステーション製品とも互換性を持ち、ビジネスPCのLatitudeからもマイグレーションができる。また、価格面では、ビジネス向けのノートPCとモバイルワークステーションの差を埋めることができ、予算的な制約によって、十分な機能を持ったワークステーションを利用できなかったユーザーが、今後は、手頃に利用できるソリューションとして、M2800を選択できるようになる」としている。

 さらに、「片手で持てる重量を実現しており、この軽さに、これだけの性能を詰め込むことができた」と、モバイル性を強調した。だが実際に持ってみると、やはり2.56kgはずっしりと重い。日本人の持ち運ぶ感覚とは少し違うと言えそうだ。

 一方で、筐体設計を担当したDellのグローバルデザイン部門では、「筐体の耐久性、信頼性については、Precisionシリーズが持つ基準に合致したものとなっている。軽量化を実現するために、マグネシウムを使用しており、さらに、価格を重視することにも力を注いだ。加えて、操作性を損なわないために、トラックポイントなども採用している」などと述べた。

(大河原 克行)