'99年12月20日 発表

【CD-RW出荷台数】

　マーケティング調査会社、ガートナーグループのデータクエスト部門は、来年度の世界中のCD-RW出荷数が約2倍になるとの予測を発表した。'99年の予測出荷数は1,130万台で、2000年には2,300万台の出荷が見込めるとしている。なお、'98年の総出荷数は345万台で、'97年の出荷数62万台に比べて456％の伸びであった。
　同社では、このCD-RW市場の成長の理由を、価格の低下により競争力のあるプライスになったためと分析している。

　「CD-RWの価格は下がり続けており、より消費者にアピールできるプライスになっている」と、データクエスト部門の主席アナリストMary Craig氏はリリース中で述べ、「CD-RWドライブの使用目的で最も多いのは、実売1ドル以下のCD-Rメディアに音楽を録音することで、CD-RWメディアの実売価格が約2ドル前後となったことから、魅力的なリムーバブルストレージメディアとしても、他の記録媒体に変わる魅力的な選択肢として浮上してきた」とした。また、「CD-RW市場は、複数の書き換え可能なDVDフォーマットが乱立している限りは、成長し続ける。たとえ書き換え可能なDVDフォーマットの問題が解決したとしても、コストを重視した場合、CD-ROMドライブに置き換わるのはCD-RWである可能性は非常に高い」とも分析している。

□ガートナーグループのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース（英文）
http://www.gartner.co.jp/news/1999/235.html

('99年12月21日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]