株式会社インタウェアは、PC/AT互換機上のLinuxに対応したTV/FMチューナー付きビデオキャプチャカード「PicPom LINUX」を発売した。価格はオープンプライスで、同社のWebサイトからの直販価格は18,800円（送料別）。付属ソフトウェアのソースコードも付属しており、まだマルチメディア関連の対応周辺機器が少ないLinuxユーザーには朗報となるだろう。なお、電話によるサポートは行なわれず、Webでの情報公開と、専用メーリングリストのみとなる。

　カード自身はPCI 2.1対応で、Web上で動作確認済みのマザーボードとビデオカードが公開されている。また、ソフトウェア環境はカーネル2.0.35以上、XFree86 3.3.2以上が必要、インストーラーはRPM形式。RedHat、Vine、Turbo、LASER5をはじめ主要なディストリビューションでの動作が確認され、対応状況はWeb上で公開されている。

　チューナー部はTVが地上波（VHF、UHF）、FMが70～108MHz対応。TVチューナーおよびビデオ入力端子のキャプチャは、最大640×480ピクセルだが、最大時はフルモーションに対応しない。TV/キャプチャとFMラジオのアプリケーションはGUIベースで作成されている。このほか、Web画像公開、音声取り込みのアプリケーション、Linux用動画フォーマットVideo 4 Linuxの解説の和訳などが付属する。

□インタウェアのホームページ
http://www.interware.co.jp/
□製品情報
http://www.interware.co.jp/products/PicPomLinux.html
□直販ページ
http://www.interware.co.jp/directsales.html

('99年12月20日)

[Reported by date@impress.co.jp]