ロバート・ジェックメン氏(右) |
つづいて、モバイルPentium IIIについて、0.18μmプロセスによる低消費電力化、パッケージの小型化、クロックの向上、SSEの採用などの特徴を挙げ、現在のノートPCにおいて最適であるとした。また、価格面でも最上位から2,000ドルまで、製品分野ではフルサイズからミニノートまでの幅広い分野をカバーしていると述べた。
また、モバイル用の新技術「SpeedStep」について、「2000年の第1四半期に登場するモバイルPentium IIIに搭載される」と言明した。SpeedStepは「Geyserville(ガイザービル)」というコードネームで呼ばれていた技術で、AC電源時とバッテリ駆動時で、プロセッサの周波数と電圧を変更し、使用状況に応じてパフォーマンスと消費電力を調整する。
ジェックメン氏はSpeedStepによって、AC電源使用時のパフォーマンスの向上が可能になるとともに、消費電力の削減によりすぐれた携帯性も確保できると強調した。採用されるモバイルPentium IIIのクロックなどの詳細については明らかにされていない。
Intelは今年2月の時点で600MHzのモバイルPentium IIIに搭載し年内に出荷するとしていたが、その後のインタビュー等で'99年第一四半期へずれ込んだことを明らかにしており、今回の発言もそれを確認したもの。
□米Intelのホームページ
http://www.intel.com/
□関連記事
【8月18日】Intelのモバイル戦略-Intel、フランク・スピンドラー副社長兼ディレクターインタビュー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990818/kaigai01.htm
('99年12月9日)
[Reported by date@impress.co.jp]