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　日本サムスン株式会社は、液晶ディスプレイへの日本語表示にも対応した携帯型MP3プレーヤー「MP3Player yepp（イエップ）」を12月から発売する。内蔵メモリ64MBと32MBの2機種が用意される。価格はいずれもオープンプライスで、メモリ64MB内蔵のYP-SE64Pが3万円前後、32MBを内蔵したYP-SE32Pが2万円前後の見込み。

　yeppは、本体にはアルミニウムボディを採用し、本体に備えた液晶ディスプレイに日本語でアーティストやタイトル名を最大30文字まで表示できる。対応する音楽データはMP3のみ。本体内蔵メモリのほか、スマートメディアスロットも備え、オプションのyeppカード（スマートメディア）により内部メモリを増設できる。なお、通常のスマートメディアは動作保証外としている。増設メモリと内蔵メモリは、本体に備えたMENUボタンにより切り替える。本体サイズは65×17.2×87mm（幅×奥行き×高さ）、重さ約75g（バッテリ含まず）。

　音楽データは、付属のパラレルケーブル経由で転送できるほか、オプションのUSBアダプタ（オープンプライス、店頭予想価格3,000円の見込み）にも対応する。バッテリは単4電池2本で、最大10時間再生できる。

　MP3再生機能のほか、ボイスメモ機能も持ち、ADPCM方式により64MBで最大256分、32MBで最大128分の録音ができるほか、日本語に対応した電話帳機能も備え、最大350件の電話帳データを記録できる。電話帳データの入力は、外部に接続したPCを経由して行ない、本体は参照のみに対応する。

　ソフトウェアは、MP3変換ソフト「Real Jukebox」と、ダウンロードソフト「yepp Explorer」が付属する。

□日本サムスンのホームページ
http://www.samsung.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.samsung.co.jp/NEWS/s991130.html

('99年11月30日)

[Reported by taira@impress.co.jp]