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クニリサーチ、電子メールソフト「Eudora」を各プラットフォームへ展開

発表会場 '99年12月13日から順次発売

標準価格:
Eudora Pro Version 4.2-J 9,800円
Eudora Pro for CE Version 2.0-J 3,800円
Eudora ART Series“ENIGMA” 4,980円

連絡先:eudora-sales@kuni.co.jp


 株式会社クニリサーチインターナショナルは、米QUALCOMMの開発した電子メールソフト「Eudora Pro」の最新バージョンや、独自に日本で開発したWindows CE版のEudoraなどを12月13日から順次発売すると発表した。

【Eudora Pro Version 4.2-J】

 Eudora Pro Version 4.2-Jは同社の電子メールソフトの最新版で、検索機能の強化などが図られている。発売は12月23日で、価格は9,800円(シングルユーザーライセンス)。また、Eudora100万本達成記念として5万本限定で7,800円で販売される。このほかにも、雑誌の付録や同社のホームページからのダウンロードにより配布される試用版を手に入れ、オンラインによるライセンス販売を利用すれば3,800円でフルバージョンを利用することができる。

 対応OSはWindows 95/98/NT 4.0/2000、漢字Talk 7.1.2以降。パッケージはWindows版とMacintosh版それぞれ別パッケージとして販売されるが、CD-ROMには両プラットフォームのソフトが収録されている。ユーザーはWindows版かMacintosh版のいずれかを購入しユーザー登録と申し込みを行なえば、もう一方のプラットフォームのライセンスを無料で手に入れることができる(クロスOSライセンス)。

 Version 4.2-Jでは従来からあった検索機能を強化。従来は全文検索であったのを、メールボックスを指定できるほか、細かい検索条件を指定することが可能となった。また、複数ユーザーが1台のPCからメールソフトを使用するとき、これまでは煩雑な指定が必要だったが、スタートメニューから選択するだけで簡単に複数ユーザーで使用することが出きるようになった。このほかにも、Windows版ではバックグラウンドでメールの送受信が可能になり、Macintosh版ではIMAP4に対応するなど細かいバージョンアップもされている。

 パッケージ版にはウィルス対策のためシマンテックのノートン・アンチウィルスVer.5.0の製品版が同梱される。1年間の定義ファイルが付き、最新版のノートン・アンチウィルス2000(Windows版)やノートン・アンチウィルスVer.6.0(Macintosh版)へバージョンアップすることも可能となっている。

【Eudora Pro for CE Version 2.0-J】

 Eudora Pro for CE Version 2.0-JはWindows CE用の電子メールソフトで、クニリサーチが日本版として独自に開発した。発売は12月13日で価格は3,800円。販売方法はダウンロード販売のみ。MIPSおよびSH3のWindows CEマシンに対応し、OSはWindows CE 2.0、Windows CE 2.11、Windows CE for Palm-size PC Ver.1.2に対応する。

 操作性などできる限りEudora Proに近づけ、機能的にもほぼ同等なものを実現した。メールボックスやアドレス帳は同じデータ形式のため、Windows版のファイルをコピーするだけで使用することができる。CE版オリジナルの機能としては、リモートネットワークで作成された接続先を利用したダイヤルアップ自動接続、切断機能を搭載している。この機能を設定することで、メール受信ボタンをクリックすれば自動的に接続、受信、切断を行なってくれる。

【Eudora ART Series“ENIGMA”】

Eudora ART  Eudora ART Series“ENIGMA”はインターフェイスが従来のソフトとは一変し、エンターテイメント性を強めた電子メールソフト。発売は12月24日。対応OSはMac OS 8.0以降(Mac OS 9は動作確認中)でWindows版も検討されている。価格は4,980円でオンライン販売の他、全国大手書店で販売される。

 同シリーズは4作品が予定されており、それぞれバックグラウンドストーリーが設定され、そのストーリーをイメージさせるグラフィックを採用したインターフェイスとなっている。12月24日に発売されるシリーズ第1作“ENIGMA”は第2次世界大戦末期を想定したストーリーを元にグラフィックを富田勉氏がデザインした。グラフィックは煙を噴くなどアニメーションするほか、グラフィックが変化していくなどエンターテイメント性を持っている。
 第2弾以降は1~2カ月単位で順次“IMAGE(2049年バロアルト)”、“EDGE('99年東京)”、“INFINITY(エピローグ)”が発売される。電子メール部分のエンジンはEudora Proと同等のものを使用しており、機能的には変わりない。

□クニリサーチインターナショナルのホームページ
http://www.kuni.co.jp/
□Eudora Pro Version 4.2-Jの製品情報
http://www.kuni.co.jp/eudora/index.html
□Eudora Pro for CE Version 2.0-Jの試用版ダウンロードページ
http://www.kuni.co.jp/product/eudorace/try.html
□Eudora ART Series“ENIGMA”の製品情報
http://www.kuni.co.jp/eudoraart/

('99年11月29日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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