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日本IBM、新社長に大歳卓麻氏が就任
北城氏はIBMアジア・パシフィック社長へ

発表会 '99年11月2日 発表

 米IBM日本アイ・ビー・エム株式会社は、日本IBMおよび米IBMのトップ人事に関する発表を11月2日に都内のホテルで行なった。

 現在、日本IBMの社長を務める北城恪太郎氏はIBMアジア・パシフィック社長へ就任。北城氏に代わり新しい日本IBMの社長には現在常務取締役の大歳卓麻氏が昇格する。また、現在IBMアジア・パシフィック社長を務めているジョン・R・ジョイス氏は米IBMのチーフ・ファイナンシャル・オフィサー(CFO)へと昇格する。米IBMの人事は11月15日付け、日本IBMは12月1日付けで発効される。

 大歳常務はこれまで、流通サービス、公共システム事業など一貫してシステム業務を取り扱ってきた。社長になるにあたって「顧客満足度の向上。機敏で活力溢れる組織。グローバリゼーションなどの改革を一層進める」と挨拶。
 また、北城氏は「私が社長になったときから後任のことは考えていた。権限は大歳氏に委譲する。企業の意志決定が速くなるかどうかは、我々が努力して実現することだ。これからは日本のニーズに合ったものも発表していくことができるだろう」と発言した。

 北城氏のIBMアジア・パシフィック社長就任は、日本人で初めてのIBMの上級幹部への登用となる。就任後は「東南アジア地域、韓国、中国語圏を強化したい」と抱負を語った。また質疑応答では「将来、日本人のCFO昇格はあり得るか?」の問いに米IBMは「我々はグローバル企業だ。業績いかんではあり得る」とさらなる昇格の可能性も示唆した。

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ibm.co.jp/NewsDB.nsf/1999/11021

('99年11月2日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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