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会場：有楽町西武 8F特設コーナー
■ 当たりクジを引き当てた幸運な来場者がiBookをゲット！
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| 抽選販売ということだが、開店前にはすでに百数十人に達する行列となったため、早めに抽選会場への誘導が始まった |
数日前から、iBookの深刻な初期出荷台数不足が販売店側からの情報として伝えられたこともあり、この抽選販売はほんの数日前というアナウンスにもかかわらず、ワラにもすがる思いで発売日当日の購入を希望するユーザーが詰めかける結果になった。有楽町西武店頭で、秋のモードと共にショーウィンドウに陳列されるiBook、iMacなど。このショーウィンドウに沿うかたちで抽選を待つ行列は伸びてゆき、開店前にはすでに百数十人以上に達した。
抽選は行列の先頭から順に、抽選箱のなかの三角クジをひく形式で行なわれた。朝７時から並んでいたという先頭の女性が、見事真っ先に当たりを引き当てて会場の喝采を浴びたのを皮切りに、次々と抽選は進んでいった。ちなみに、三角クジを開くと当選の場合は『祝』の文字があらわれる仕組み。抽選の様子を眺めていると、思いのほか当たりを引き当てる確率は高く、おおよそ3～4人にひとりの割合で当選者がでていた様子。なかには、カップルでやって来た男女が共に当たりを引き当てて、それぞれ色違いの引換券を嬉しそうに持ち替える光景も一度や二度ではなかった。
見た感じでは、タンジェリン、ブルーベリーの引換券はほぼ同数が用意されていたようだったが、当たりを引き当てた来場者の指名はなぜかタンジェリンが多め。ざっと、2：1のペースで引換券が減っていき、抽選のなかばでタンジェリン品切れのアナウンスが行なわれた。
こうした抽選の行列はおよそ25分ほど続き、最後の当日分引換券が手渡されたところで一段落。それ以降も抽選は継続され、当選者には次回入荷時点での発送手続きがとられるようになっている。アップルコンピュータ、有楽町西武ともに当日の正確な販売台数を明らかにはしなかったものの、手渡された当日購入可能な引換券は80～90台分と推測される。
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| 有楽町西武と阪急を隔てる通路に掲示された巨大なiBookの垂れ幕。ちなみに反対側は、Think differentの絵柄になっている |
また、今日行列をつくったユーザーが、今回の共同イベント開催によってアップルコンピュータと有楽町西武が期待していた開拓すべきユーザー層と一致するかというとかなり疑問が残る。店舗内いたるところに掲示されているiBookや新iMacのポスター、そして展示体験コーナーなどが本来ターゲットにしているユーザーに効果を発揮しだすのは、これ以降のことになるだろう。
スタイリッシュなプロモーションや、新規購買層に向けた効果的なPRも確かに大切だが、すでに購入の意思表示をして予約までしているユーザーにとっては、次回以降の出荷がいつ、どの程度の数量で行なわれ、そしていつ自分の手に届くのかが最も気にかかっているところ。販売店レベルではこの問いに十分回答しきれていないだけに、アップルコンピュータによるディスクロージャーが求められるところだ。
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| 期待を込めて三角クジへと手をのばす。家族連れも目立ち、子供に抽選をまかせて見事幸運を射止めたお父さんも少なくない | |
□アップル・コンピュータのホームページ
http://www.apple.co.jp/
□「iWeek in SEIBU」に関するニュースリリース
http://www.apple.co.jp/news/1999/oct/07seibu.html
□iBookの製品情報
http://www.apple.co.jp/ibook/index.html
□関連記事
【10月15日】iBook、有楽町西武で抽選販売。入荷数は未定
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991015/apple.htm
【10月16日】アップル、16日発売予定の新iMacの一部機種を販売延期
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991016/apple1.htm
('99年10月15日)
[Reported by 矢作 晃]