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　富士写真フイルム株式会社は、カードサイズの「チェキ」フイルムを使用した、プリンタ内蔵230万画素デジタルカメラ「デジタル インプリンターカメラ FinePix PR 21」と、接続キットやスマートメディアが付属した131万画素低価格デジタルカメラ「FinePix1200」を11月15日より順次発売する。

●プリンタ内蔵230万画素デジタルカメラ「FinePix PR 21」

・発売時期：11月20日
・価格：99,800円

　FinePix PR 21は、FinePix 2700をベースにインスタントカメラ「チェキ」に採用したカラープリンタを内蔵し、撮影したその場でプリントを出力できる。記録速度などは高速化が図られている。記録メディアはスマートメディア。プリント用フィルム、スマートメディアは付属せず、別売となる。

　デジタルカメラとしては、230万画素の1/2インチ正方画素インターライン方式CCDを採用し、35ミリ換算35mm相当のレンズにデジタル2.5倍ズームを備える。出力解像度は、1,800×1,200ピクセル。

　プリンタ部分は、新開発のインスタックス用VFPH（Vacuum Fluorescent Print Head：蛍光表示管プリントヘッド）を搭載し、RGB各色256色、254dpiの解像度をもつ。フイルムサイズは86×54mm、撮影サイズは62×46mmで出力解像度は620×460ドット。通常のプリントのほか、スマートメディア内のインデックス画像を出力するマルチ再生プリント、トリミングプリント、テンプレート合成機能、デジタルフィルタと組み合わせたエフェクトプリント機能などを持つ。なお、プリント時間は約35秒で、画像が出るまでに30～60秒ほどかかる。

　バッテリは単3電池×4で、アルカリ、ニッケル水素、ニッカド電池に対応する。本体サイズは113×60×127mm（幅×奥行き×高さ）、重さ約700g（バッテリ、フィルムパック含む、本体のみ約500g）。

□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj514.html

●接続キットやスマートメディアが付属した低価格131万画素機「FinePix1200」

・発売時期：11月15日
・価格：49,800円

　FinePix1200は、接続キットと4MBスマートメディア、単3アルカリ電池を同梱した131万画素デジタルカメラ。CCDは1/2.7インチ正方画素原色CCDを搭載し、35ミリ換算38mm相当の単焦点レンズとデジタル2倍ズームを備える。出力解像度は1,280×960ピクセル。

　RISCチップを高速化し、画像処理アルゴリズムをリファインしたことにより、起動約0.8秒、撮影時間約3秒を実現したという。バッテリは単3電池×4で、アルカリ、ニッケル水素、ニッカド電池が使用できる。

　接続キットは、PC/AT互換機、PC-9821、Macintosh用の3本のケーブルが付属する。本体サイズは110×33×77mm（幅×奥行き×高さ）、重さ約300g（バッテリ含む、本体のみ約200g）。

□製品情報
http://www.fujifilm.co.jp/fx1200/index.html

□富士フイルムのホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/

('99年10月7日)

[Reported by taira@impress.co.jp]