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ソニー、VAIO CONGRESS開催
メモリースティックウォークマン発表


会場:東京国際フォーラム ホールB

開催期間:9月22~23・25日(一般招待日は23・25日)


 ソニー株式会社は、VAIOシリーズを体験できるイベント「VAIO CONGRESS」を東京国際フォーラムで開催した。プレゼンテーションでは、媒体にメモリースティックを採用した携帯用ミュージックプレーヤー「メモリースティックウォークマン」(NW-MS7)などを発表した。会場には22日発表のVAIOシリーズも展示されていた。
 なお、22日は関係者招待日だが、23日および25日は一般ユーザーにも公開されている。新製品や、参考モデルを見たい方は足を運んでみるといいだろう。


●携帯用ミュージックプレーヤー:メモリースティックウォークマン「NM-MS7」

本体前面には特殊なコーティングが施されている
発売日:12月21日
価格:45,000円

 NM-MS7は、記録媒体に著作権保護技術「MagicGate」に対応した「MGメモリースティック」を採用、64MBのMGメモリースティックが付属する。音声圧縮方式は、MDの2倍の圧縮率を持ちながら高音質を実現できるというATRAC3(Adaptive TRansform Acoustic Coding 3)を採用し、付属のソフトウェアで、WAV、MP3などのデータをATRAC3形式に変換できる。付属の64MB MGメモリースティックには、SPモードで約80分、LPモードで最大約120分記録できる。
 同時に64MBと32MBのMGメモリースティックを発売する。価格は32MBが13,500円、64MBが22,000円。

 パソコンとのデータ転送には著作権保護技術「OpenMG」を採用。付属のOpenMG対応アプリケーションでデータを転送する。CD1枚分のデータの転送時間は、約4分としている。なお音楽データの転送は、USBケーブル経由のみで、メモリースティックスロット経由のデータ転送には対応しない。

 本体前面には、漢字タイトルも表示可能な3行フルドット液晶を備えるほか、側面にはジョグレバーを搭載し、再生/選曲などの操作ができる。 バッテリは、本体内蔵のリチウムイオンで、約4時間の連続再生ができる。バッテリの交換はサービス扱いのみとなり、ユーザーは交換できない。本体サイズは、37×19.2×96.3mm(幅×奥行き×高さ)、重さ約69g(内蔵電池、メモリースティック含む)。

本体下部についているのはバッテリチャージャー兼USBインターフェイス 液晶は漢字タイトルなどを表示できる 本体上面にはヘッドホン端子とボリューム、側面にはジョグレバーを搭載する

□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/199909/99-0922B/
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/199909/99-072/
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/199909/99-0922A/


●USBジョグコントローラー「PCDA-J1」

発売日:11月20日
価格:30,000円

 PCDA-J1は、USB接続でアプリケーションなどの操作が行なえるVAIO専用ジョグコントローラ。ジョグダイヤルとシャトル、12個のキーに加え、スティック型の「ジョイポインター」も搭載し、マウスとして使用することもできる。電源はバスパワー方式を採用し、ACアダプタは不要。OSは、Windows 98に対応する。

 アプリケーションは、DVgate motion、Giga Pocket、Adobe Premiereや、Navin'You 、Picture Gearに対応するほか、付属のユーティリティソフトで各キーにコマンドを割り当てることもできる。なお、アプリケーションはショートカットキーに対応したものは利用できるが、Direct Input対応ゲームなどでは利用できないとしている。

 本体上面は透明なプラスチックカバーで覆われ、カバーの内側にはキーの操作方法が描かれたテンプレートシートを装着できる。なお、付属のソフトウェアによりオリジナルのテンプレートシートが作成できる。オリジナルテンプレート作成用シートは、本体に付属するほか、ホームページとFaxで販売するという。本体サイズは232×183×51mm(幅×奥行き×高さ)、重さ約500g。

本体上面は透明なカバーで覆われ、内部にテンプレートシートを装着できる 左のテンプレートシートを含め、4種類のテンプレートシートが付属する


●参考モデルも多数展示

 VAIO CONGRESS会場では、本日発表のVAIOシリーズや、メモリースティックウォークマンに加え、参考出品モデルも数多く展示された。WOLRD PC EXPO 99でアクリルケース越しに展示されていたMD内蔵の次世代型AV一体型VAIOも、触れる状態で展示されていた。

【次世代AV一体型VAIO】

DVD再生など、高音質を強調するデモが行なわれていた 本体の液晶にはVAIOのロゴが表示されている

【USB接続データビューワ】

USB接続のデータビューワ。入力機能を持たず、データ閲覧に機能を絞る事で、小型軽量化を図るという。データ閲覧用のジョグダイヤルを備える

【レンズ回転機構付きUSB接続小型カメラ】

レンズ回転機構を備えたUSB接続の小型カメラ。ノートPCの液晶部分に掛けるフックを備える。画素数は非公開との事だったが、接続されたVAIOの画像を見る限り640×480ピクセルと思われる

【メガネタイプGlasstron】

Glasstronの参考出品モデル。従来のモデルはヘッドマウントタイプだったが、100gを切る見込みができたのでメガネタイプにしたという。画素数は18万画素で、専用イヤホンを搭載する

【メモリースティック関連】

メモリースティック関連製品では、さまざまな展示会で恒例の参考出品モデルが展示されていた

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□VAIO CONGRESSのホームページ
http://www.vaio.sony.co.jp/Style/Topics/Event/vcg1999.html

('99年9月22日)

[Reported by taira@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp