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WORLD PC EXPO 99会場レポート デスクトップPC編
〜ソニー、音楽MD搭載デスクトップVAIOを参考出品、など 〜


会期:9月7日〜11日(7日は特別招待日)

会場:幕張メッセ HALL 1〜8


■ソニー、音楽MD搭載デスクトップVAIOを参考出品

 ソニーのブースには、MDデッキを搭載したデスクトップVAIOが参考出品されている。パソコンにMD搭載というと、SCSIなどでMD DATAのドライブが接続されている考えるところだが、実際はオーディオ用のMDレコーダが搭載されている。MDデッキとパソコンは、コントロールA1と、デジタル入出力で接続されているので、MP3やWAVE、MIDIなどをデジタルで直接録音したり、タイトルなどをパソコンから入力することもできる。

 MDプレーヤー以外にも、DVD-ROMドライブを搭載するほか、本体の中央部に液晶表示を備え、リモコン、高品質のスピーカーも付属。また、PCを起動しなくてもCD/MD/FM放送を聴くことができ、同社では「新世代 AV一体型VAIO」と位置づけている。

 液晶ディスプレイには、オーディオ機能のインフォメーションが表示できるほか、FM放送の文字多重データを表示できる。価格や発売時期、詳細なスペックなどは未定だが「ハイエンドではなくミドルレンジの価格帯で出したい」としている。なお、展示はアクリル越しで、実際に触ることはできない。

参考出品された音楽MD搭載デスクトップVAIO。アクリル越しの展示なので、さわることはできない 仕様の概要を記したパネル。細かい仕様はまだ明らかにされていない 付属のリモコン。展示されていたものは、まだ機能表示が印刷されていなかった

本体下部にはi.LINKのポート、PCカードスロットも用意されている 本体背面。光デジタル出力はもちろん、スピーカー端子も備えている


■台湾メーカーも、液晶一体型デスクトップを発売

 液晶一体型のPCは日本が独自に生み出した新しい分野だが、台湾メーカー「TSANN KUEN」も日本法人のブースで液晶一体型のデスクトップ「u-stylish」を展示している。TSANN KUENは基本的には家電メーカーで、PC用ケースなどは発売しているものの、完全な形でのパソコンはこれが初めてという。

 キーボードやマウスが有線の「500」と、ワイヤレスの「501」の2モデルが用意されており、それぞれ2000年の初めと、春先の発売を予定。発売時の価格はいずれも25万円程度と見込まれている。1,024×768ドット15インチのTFT液晶、DVD-ROMドライブを内蔵。CPUはSocket 370のCeleron 500/466MHzの搭載が予定され、チップセットはSiS 630、PCカードスロットも備える。液晶の枠の部分はトランスルーセントとなっているなどデザインもなかなか洒落ている。もちろんソフトウェアDVDプレーヤーにより、DVD-Videoの再生が可能で、ディスプレイの下部に設けられたボタンで、直接操作する事もできる。

 日本のメーカーの真似といってしまえばそれまでだが、ここまで素早く真似できるのはある意味賞賛できる。価格的にも割安感があるので、面白い存在になるだろう。

先行して発売されるキーボード、マウスがワイヤードの「u-stylish 500」。オレンジ色と青色の2モデルが展示されていた。発売が先のこともあり、作りはまだ甘い ワイヤレスモデルの「u-stylish 501」。こちらはまだモックアップなので、動いているところは見られない


■NEC、液晶一体型PC「simplem」を多数展示

 NECは、2日に発表されたばかりの液晶一体型パソコン「simplem」の実機を多数展示。そのフォトスタンド風のデザインや、完全にワイヤレスの操作が体感できる。

 simplemの特徴の1つは、付属のワイヤレスリモコンにパッドがついていることだ。今までもリモコンが付属したパソコンはあったが、リモコンに割り当てた特定の機能しか操作ができないことがほとんだった。しかしsimplemのリモコンにはパッドが搭載されているので、Webページの閲覧ぐらいならリモコンで楽々こなせる。実際に操作してみると、やっとパソコンのリモコンが実用的になったと感じる。

「simple」。液晶の枠の部分が透けているので涼しげだ。枠の部分には好きなデザインのシートを挟みこむことができる ワイヤレスリモコン。大きいのが気になるが、パッドを搭載しているのでほとんどのパソコンの操作が行なえるのが大きなメリットだ

□関連記事
【9月2日】NEC、インターネット用リモコンが付属した家庭向け液晶一体型パソコン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990902/nec.htm


■会場は、Windows 2000であふれる

 もうすぐ、β3の一般配布が始まる「Windows 2000」。もちろん、マイクロソフトのブースではプレゼンテーションが行なわれ、多くの人を集めている。さらにWindows 2000を搭載した自由にさわることができるパソコンも用意されているので、実際に試しいく人も多い。

 また、マイクロソフトのブース以外でも、各パソコンメーカーのブースで自社製PCにWindows 2000を搭載して展示しているので、会場内のWindows 2000遭遇率はかなり高い。



マイクロソフトブースで行なわれているWindows 2000のプレゼンテーションには、多くの人が集まっている 各PCメーカーも、こぞって自社のPCにWindows 2000をインストール。Windows 2000への対応が進んでいることをアピールしていた


■ソーテック、「e-one」を圧巻の展示

 ソーテックのブースでは「e-one」を展示。e-one自体はすでに発売済みであるし、広告やCMなどメディアにも多数露出しているので珍しくはない。ただ、ソーテックのブースにはあまりに多くの「e-one」が並んでいるので、その風景は圧巻だ。ちなみに、その数は確認できた限りで30台だった。ソーテックのe-oneへの力の入れ方がわかる展示だ。

こういったコーナーが、数カ所あり、展示されている「e-one」の台数は確認した限りで30台 ビデオ入力にDreamcastをつないで、こんな使い方もできるとアピール

□WORLD PC EXPO 99のホームページ
http://wpc99.nikkeibp.co.jp/

('99年9月7日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp