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富士フイルム、光学3倍ズームを搭載した150万画素の縦型FinePix

'99年9月21日発売

価格:89,800円

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 富士写真フイルム株式会社は、光学3倍ズームを搭載した150万画素デジタルスチルカメラ「FinePix1700Z」を9月21日から、89,800円で発売する。

 FinePix1700Zは、FinePix700/2700といった金属筐体の縦型デジタルカメラの系譜で、光学ズームを初めて搭載した。筐体に新開発のアルミニウムとマグネシウムの合金を採用し、外形寸法が79×33.4×97.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量が約270g(バッテリ、スマートメディアを含む)と、FinePix700/2700と同等のサイズに納めた。光学3倍ズーム搭載機としては世界最小、最軽量としている。

 レンズは沈胴式で、電源スイッチと連動してレンズカバーも開閉する。起動時間は、沈胴式ながら3秒台を実現し、撮影間隔も3秒台となっている。また、640×480ドットの秒間3コマの連写機能も備えている。操作系も従来の十字キーに加え、モード切替用のダイヤルが追加された。バッテリはFinePix2700などと共通のNP-80が付属しており、記録枚数は液晶ON時で約100枚、液晶OFF時で約300枚となっている。

 記録解像度は1,280×1,024ドット、640×480ドットの2種類で、それぞれにFINE、NORMAL、BASICの3種類の画質モードが用意されている。記録メディアはスマートメディア。ファイルサイズは1,280×1,024ドット FINEモード時で650KB、NORMALモードで330KB、640×480ドット FINEモード時で160KB、NORMALモード時で90KBとなっている。転送はシリアル(RS-232C/RS-422)で、オプションのインターフェイスバリューキット(9,500円)が別途必要となる。

 また、このデジタルカメラの発表にあわせ64MBのスマートメディア「MG-64SB」も発表された。オープンプライスで、10月から発売される。十分な量を出荷するために、確実な発売日についてはまだ決定しておらず、市場価格などもわからないとしている。

 64MBスマートメディアの対応機種は、同社のデジタルカメラではFinePix600Z以降と、CLIP-IT 80。FinePix700などは対応せず、アップグレードなどで対応する予定もないということなので注意が必要だ。

縦型FinePix勢揃い。左から700、1700Z、2700となっている。見てわかるとおり大きさはほとんど同じだ

縦型FinePixシリーズを上から撮ったところ。左から700、1700Z、2700。光学3倍ズームを搭載しながら、厚みがほとんど変わっていないのはすごいところ

レンズがせり出すとこんな形になる。側面の下部に見えるのは、スマートメディアスロットを開けたところ。 液晶モニターは従来から明るさが30%アップ。視認性は良好だ。

【主な仕様】

【実写画像】
【1,280×1,024ドット FINEモード】 【1,280×1,024ドット FINEモード】 【1,280×1,024ドット FINEモード】
(マクロ)


□富士写真フイルムのホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/express/index.html
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj479.html

('99年8月26日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]


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