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アジェンダ、音声認識技術に対応した宛名印刷ソフト「宛名職人 2000」

アジェンダ発表会
10月8日 発売予定

標準価格:4,980円

連絡先:ユーザーサポート係
     Tel.011-700-2161


 株式会社アジェンダは、日本IBMの音声認識システム「ViaVoice 98」を搭載した音声入力対応宛名印刷ソフト「宛名職人 2000」を10月8日から4,980円で発売する。また同時に、IBM製ヘッドセットマイクを同梱した「宛名職人 2000マイク付き」とオフィシャルガイドブックを同梱した「宛名職人 2000ガイドブック付き」がそれぞれ2万本限定、各6,800円で発売される。対応OSはWindows 95/98/NT 4.0。

 宛名職人 2000は、ViaVoice 98のナビゲーション ランタイム(PCを操作する機能)を標準装備しており、声による入力、操作が可能となった。音声入力機能と電話番号辞書が連携しており、ユーザーは電話番号を声で入力するだけで郵便番号、辞書、場合によっては会社名や個人氏名まで入力される。同社によれば、これまで4ステップ(氏名、郵便番号、住所、電話番号)かかっていた入力が1ステップですむとしている。ソフトの開発に協力した日本IBMは、「これまでのソフトでは20人分の入力に30分かかっていたが、音声による電話番号入力を利用した場合2分で終了した。ViaVoiceの能力を使いきった結果だ」とコメントしている。

 電話番号辞書は4,120万件を収録しており、個人の7割、法人のほぼすべてをカバーしているという。このほか、24万件の姓名辞書を搭載しており、珍しい姓名の漢字変換も簡単に行なうことができる。また、他ソフトとの連携も強化されており、携帯電話番号編集ソフトを使い携帯電話メモリに登録できたり、地図ソフトと連携し住所から地図を表示させることも可能。

 アジェンダの松井文也氏は発表会の席上で、「ViaVoiceを採用した理由はもっとも認識率が高く、サポートが良いからだ。今後出すホームユースソフトには積極的に音声入力機能を搭載していきたい」と発言。
 今回の発表会ではデモなどは行なわれなかったが、レシートを読み上げるだけで家計簿の入力を行なうことができる音声入力対応家計簿ソフト「やりくり上手2000」とその廉価版ソフト「ぱぱっと家計ノート2000」を11月上旬発売に向けて準備中である旨が発表された。また、7月のMacworld Expo New York '99で発表されたMac版ViaVoiceを利用したMac版の「宛名職人」に関しても、今シーズンは無理だが、検討していきたいとしている。

デモでは音声で電話番号を入力するだけで住所データを入力。このほかにも音声でレイアウト表示などの動作を行なっていた 裏面編集機能も強化されている。6,000点以上の写真やイラスト、フォントも120書体を収録 他ソフトとの連携として地図ソフト(デモではMapfan)による住所からの地図表示のデモを行なっていた

□アジェンダのホームページ
(8月10日現在、この製品の情報は掲載されていない)
http://www.agenda.co.jp/
□ViaVoiceのページ「ボイスらんど」
http://www.ibm.co.jp/voiceland/

('99年8月10日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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