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MindStormsフェスティバル'99、自作のロボットで缶落しゲーム

MindStormsフェスティバル
8月8日 開催



ステージ上では……
ステージ上でもいくつかの作品が発表された。写真はその中の1つで、肩たたきロボット
 米LEGOのロボット制作キット「LEGO MindStorms」のユーザーグループ、LEGO MindStorms User Group JAPAN(LEGO-MUG)は、8月8日に開催されたおもちゃ関連の展示即売会「第1回東京トイフェスティバル」の会場で、MindStormsフェスティバル'99を開催した。
 会場では各種ロボットの展示の他、参加者の体験コーナー、缶落としゲームなど数多くの企画で来場者の目を楽しませていた。この一角には、いつも人だかりができている状態で、来場者のMindStormsへの興味が高いことが改めて証明された。

 特に面白かったのは、一定の間隔で立てられた10本の缶をステージ下に落とす「缶落としゲーム」。ゲームは、ロボットを外部から無線有線を問わずコントロールする「リモコン型」と、すべての行動をあらかじめプログラムしておく「自律型」に分けて行なわれた。
 出場したマシンはいずれも特徴的。また、外見だけでなく動きもユーモラスで楽しいものばかり。登場したマシンの多くは腕を伸ばしたりバタつかせ、最小限度の動きと時間で缶を落とそうというものが多いが、少し軸が狂ったりしただけで思わぬ動きをとり、リタイヤが続出。1回目の計測では完走者が3人のみと言う意外な結果となった。完走者はいずれも動きは地味だったが、きちんとした動きで地道に缶を落としていった。

 LEGO-MUGはこれからも同様の催し物を通じMindStormsのユーザーを広げていきたいとしている。

ハプニング続出だった「缶落しゲーム」。ラピュータを使いロボットをコントロールする参加者もいた かなり大型のマシンも登場した。一応マシンの大きさはレギュレーションで決められている 大会では自律型とリモコン型があり、特に自律型はなかなか思ったように動いてくれない 腕を広げてすべての缶を1発で落としてしまおうとするロボットが多い中、このロボットは落ちないように地道にすべてを落としていこうとするタイプだった
ユニークなマシンが数多く登場。このマシンは両腕をくるくる回しながら缶を落としていく 自律型マシンはちょっとでも動きが狂うとすべてがダメになってしまうパターンが多いだけにセッティングも慎重だ 缶落としゲーム以外にもダンシングロボットや、前輪にセンサーがついたステージから落ちないロボットなど、数多くのロボットが展示された 大型システムも出展されていた。ちなみに来場者がロボットの制作やプログラムなどを楽しめるコーナーも用意された

□LEGOのホームページ
http://www.lego.com/worlds.asp
□MindStormsのホームページ
http://www.legomindstorms.com/
□LEGO-MUG(LEGO MindStorms User Group JAPAN)のホームページ
http://www.kiwi-us.com/~gonosuke/legomug/
□MindStormsフェスティバル'99のページ
http://www.kiwi-us.com/~gonosuke/legomug/festival/index.html

('99年8月9日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp