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オリンパス、三洋、日立マクセルが共同でデジカメ用光磁気ディスクを開発

メディアの外観 iDフォーマットのロゴマーク

7月27日 発表



 オリンパス光学工業株式会社三洋電機株式会社日立マクセル株式会社は共同で、デジタルカメラ用の光磁気ディスク規格「iDフォーマット」を開発し、ロゴマークなども規定した。すでに、京セラ株式会社、コニカ株式会社、株式会社ニコン、ミノルタ株式会社、株式会社リコーの賛同も得たとしている。

 iDフォーマットは直径50mmの書き換え型の光ディスクで、6GBの大容量MOの規格であるAS-MOをベースにデジタルカメラに向けて開発された。1メディアの容量は730MBで、将来的には磁気拡大再生方式(MANMOS技術)の採用による容量の2倍化や、ブルーレーザーの採用による5倍化も可能としている。

 磁気変調方式を採用し、20Mbpsを越える高速な書き換えが可能としている。また、光磁気メディアのため保存性にもすぐれ100年以上の保存、100万回以上のデータ書き換えに耐えるとしている。なお、メディアはカートリッジに納められ、駆動時以外は駆動軸部分も含めてシャッターで密閉された状態になる。カートリッジのサイズは59.5×56.5×4.8(幅×奥行き×高さ)mm、重量は13g。

 なお、規格はメディアだけではなく、論理フォーマットも規定されており、おおむね現在の標準規格が採用されている。具体的には、ファイルフォーマットはUDF、ディレクトリ構造と静止画像ファイルはDCF、音声ファイルはExif 2.1、動画ファイルはQuickTimeにぞれぞれ準拠する。

 製品化の時機について三洋電機では、「1年後をめどに製品化をめざしたい」としている。

□オリンパス光学のホームページ
http://www.olympus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.olympus.co.jp/Special/DLSM/index.html
□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/9907news-j/0727-1.html
□日立マクセルのホームページ
http://www.maxell.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.maxell.co.jp/news/990727.html

('99年7月28日)

[Reported by date@impress.co.jp]


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