標準価格:7,800円
開発元のRed Orb社のエグゼクティブプロデューサ、Andrew Pedersen氏 |
プリンス・オブ・ペルシャは'89年に発表された縦横スクロールのアクションゲームで、さらわれたプリンセスを助けるためにトラップの謎を解き、所々に現われる敵を剣で倒しながら面をクリアしていく。うねうねと動くリアルなキャラクターの動きがウケ、数多くのプラットフォームに移植され、全世界で250万人ものユーザーが存在するという。
今回発売されるのはシリーズ3作目で、これまで2D視点だったものが遂に3D視点となり、それにあわせてシステムも大きく変化を遂げた。トラップも3Dならではのものが用意される他、前作までは殺風景なステージが多かったが、今回は水中などのステージも登場しバラエティに富んだ展開となっている。また、武器も剣だけでなく槍やダブルブレード、弓矢なども登場する。
とはいえ、シリーズものとしてツボは押さえられており、前作、前々作をプレイした人であれば、操作感も含めてニヤリとするシーンが数多く用意されている。会場で公開されたデモシーンをみただけだが、体力回復のボトルを飲み干すシーンや、走る仕草などもシリーズの雰囲気をよくつかんでいる。また、プリンス・オブ・ペルシャと言えば“即死”というほどよく死ぬが、今回も少しでもトラップを見逃すと“即死”、ジャンプの距離が足らなければ“即死”と前作までの雰囲気をよく再現している。このあまりにあっけない“死にっぷり”を見ると、逆に次のステージに進みたくなるのだが、現在のゲーマーにはウケるだろうか?
解説には開発元のRed Orb社のエグゼクティブプロデューサ、Andrew Pedersen氏が自らあたった。会場からは「シリーズ第1作目はApple IIでリリースされたが、今回はMacintoshには移植しないのか?」といった質問があったが、「Mac市場の動向をみて決定したい」と言う発言に留まった。
(C)1999 The Learning Company,Inc and its subsidiaries, and Jordan Mechner.
今回、新しく登場する武器の槍 | こちらも新しい弓矢 | 水中シーンも用意されている | デモを見た限りでは細かい操作が要求されるシーンがかなり多そうだ |
('99年7月13日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]