連絡先：三菱ディスプレーモニター／お客様技術相談窓口
　　　　　Tel.0120-71-3322

　三菱電機株式会社は、ディスプレイ部分の厚さが12mmのTVチューナ付きTFT液晶ディスプレイ「MDT121X」を7月7日から99,800円で発売した。

　MDT121Xは厚さ12mm、質量980gの液晶ディスプレイ部とTVチューナ、各種インターフェイス、電源を集めたマルチメディアボックスの2つのパーツに分けられ、専用の付属ケーブルで接続される。電源、インターフェイスがマルチメディアボックスにあり、パソコンとのインターフェイスもこちらから行なう。
　マルチメディアボックスにはパソコンからのインターフェイスとしてミニD-SUB15ピンのほか、S映像入力端子、ビデオ入力、音声入力を備えている。パソコンからの音声をディスプレイ部のスピーカーから出力したい場合、マルチメディアボックスのビデオ音声入力に接続し、映像はパソコン／音声はビデオという設定が必要。これらの切り替えは、付属のリモコンで行なうことができる。

　三菱電機によれば、「薄くて軽いこともあり、これまでのディスプレイとは違った使い方を提案できる」としており、付属のチルトスタンドで従来通りの立てかける使い方の他、裏側にフックを引っかける穴もついていることから壁掛けタイプにすることも可能となっている。

【主な仕様】

• 液晶：12インチTFTカラー
• 表示方式：アクティブマトリクス
• 解像度：800×600ドット
• 表示色：1,619万色（疑似フルカラー）
• 画素ピッチ：0.3075mm
• 視野角：左右45度、上30度下10度
• コントラスト：150:1
• チューナ：VHF　1～12ch、UHF　13～62ch、CATV　C13～C35

斜め横から見たところ。近くから見た限りでは綺麗に表示されている。また、左スピーカーのすぐ下がリモコンの受光部	真横からみたところ。12mmと言うこともあり、大変薄い。ディスプレイ上方がかすかに膨らんでいるのはスピーカー部で、下のジャックはヘッドフォン端子	裏面もかすかに透けている。ディスプレイ本体とマルチメディアボックスは専用線でつなげられている
マルチメディアボックス背面。上から電源、ディスプレイへの出力、アンテナ端子、パソコンからの入力（ミニS-SUB15ピン）	マルチメディアボックス表面。上から電源インジケータ、S映像入力端子、映像入力端子、音声入力	付属のリモコン。TVのチャンネル切り替えのほか、ビデオ、パソコンの切り替えも可能

('99年7月7日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]