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~ Office 2000をプレゼンテーション ~
基調講演 ムービー(約3分42秒) | |
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会場:幕張メッセ 国際会議場
Windowsを中心としたPC関連の展示会WINDOWS WORLD EXPO/Tokyo 99が6月30日、幕張メッセで開幕した。もっとも注目を集めると思われるのは、この夏、マイクロソフトの最大の商材となる統合型ビジネスソフト「Office 2000」で、オープニングの基調講演も同製品が取り上げられた。壇上に立ったMicrosoftのOffice製品を担当するVice President、Steven Sinofsky氏はキーワードとなる“インターネットを中心とした情報の共有化"をOffice 2000でどのように実現化させるかを中心にプレゼンテーションを行なった。
●ユーザーの意見を取り入れた「Office 2000」を強調
また、Office 2000が全世界5,000万ライセンスユーザーの意見を反映している点を強調。さらに、日本市場の重要性をアピールするためか「我々は東京で、“Officeユーザービリティラボ”を設立し、ユーザーの意見を収集している。Microsoftとしてこの施設は、シアトル以外では東京にしか持っていないものだ」と発言した。
●デモを中心にわかりやすく機能を説明
話題の中心はインターネットを中心としてOffice 2000がいかに統合されているかという点だった |
テーマはほぼ2つに絞られ、1つはWord 2000やOutlook 2000を使ったインターネットでの情報の共有化。もう1つはアプリケーションの自己修復機能や多言語に対応したことによる管理コストの低減についてだった。
まず行なわれたのは、HTML文書をWord 2000の標準ファイルとして採用した点で、作成した文書をサーバにダイレクトにHTMLファイルとして保存することで、インターネットに公開。Office 2000では公開された文書に対して付箋紙のように意見を書き込める機能が付いており、この機能を使えば、ネットミーティングのようなことも可能だという。これらのWEBを介した一連の作業がデモを通して説明された。
Outlook 2000を使ったデジタルダッシュボードのデモ |
最後にコストの低減についても触れられ、アプリケーションの自己修復機能や、インストール機能の向上が説明された。
アプリケーションの自己修復機能とは、Office 2000を起動したとき、アプリケーションが正常かどうかを自動的にチェックする機能で、もし問題があれば自動的に修復が行なわれる。デモでは、“winword.exe”を削除してOffice 2000を起動したところ、自動的に再インストールが行なわれ見事立ち上がった。
インストール機能については、“初めて使うときにインストール”の項目についてのデモがあった。これは、必要のない機能はインストールせず、必要となったときに初めてインストールされるというもので、当面不要な機能がインストールされないためにディスク容量が節約できるとしている。
●ビジネスマンを中心に大盛況
古川氏と横井氏のデモは、ビジネスマン向けに絞られた内容で、わかりやすいものだった |
□WINDOWS WORLD EXPO/Tokyo 99のホームページ
http://www.idgexpo.com/wwe/win/index.htm
□関連記事
Microsoft Office 2000 関連記事インデックス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/office2k/index.htm
('99年6月30日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]