S3、Diamond Multimedia Systems買収

'99年6月22日発表(現地時間)


 米S3は現地時間22日、Diamond Multimedia Systemsを買収する事に両社が合意したと発表した。買収によりS3は、インターネット機器やホームネットワーキング市場にも参入する。また、両社がグラフィックビジネスにおいて、シリコンからソフトウェア、PC用のボードまで幅広く提供することを計画しているという。

 S3社長兼CEOのKen Potashner氏はリリースの中で、「この発表はS3にとって、PCのグラフィックスマーケットに主眼を置いた重要な戦略的方向転換である。両社の合併によって、我々がインターネット機器、ハイバンドの通信、ホームネットワーキング、グラフィックスソリューションに於いても、より大きな力を付ける事を望んでいる」と述べ、今回の買収がS3に利益と変化をもたらす計画の一部であることを示唆している。

 また、Diamond Multimedia SystemsのWilliam J.Schroeder社長兼CEOも、「S3のグラフィックスエンジンや堅固な経済的基盤と、我々のグラフィックスブランドや販売チャンネル、インターネット機器との融合に興奮している」とコメントしている。

 買収は株式の交換によって行なわれ、Diamondの株主は1株に対しS3の0.52株を受け取り、'99年10月までに完了される。Diamondはおよそ、3,530万株式を発行している。

□S3のホームページ(英文)
http://www.s3.com/
□S3のニュースリリース(英文)
http://www.s3.com/corporate/news/corp/990622.htm
□Diamond Multimedia Systemsのホームページ(英文)
(6月22日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.diamondmm.com/

('99年6月23日)

[Reported by taira@impress.co.jp / Watchers]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp