コントローラを使ったVoiceATOK2のデモ |
標準価格:28,000円
連絡先:インフォメーションセンター
Tel. 東京 03-5412-3939、大阪 06-6886-9300
付属のヘッドセット。全体的に強化が施され、マイクを支える部分は形状記憶合金となっている |
「Voice一太郎9」は、マイクから入力された音声によって文章入力することができる音声入力ワープロ。日本IBMのViaVoiceを音声認識エンジンとして使っている。
今回発表されたVoice一太郎9[10万本記念版]は、音声対応日本語変換システム「VoiceATOK」の最新バージョン“VoiceATOK2”を登載したほか、同社のメールソフトShurikenの最新バージョン「Shuriken2.1V」も同梱されている。
VoiceATOK2では、音声入力の際に挿入間隔を感知し自動的に句読点を挿入してくれる。この機能はOn/Offが可能なほか、句読点を挿入する」と感知するまでの時間を設定したり単語解析を行なうかどうかの有無もカスタマイズすることができる。同社開発陣によれば文章入力の際、一定の語句の後に句読点が入るケースが多く見られるなどの研究の成果がこのエンジンに投入されたという。
このほか、数字入力機能が強化された。「さん/にい/ろく/よん」といったふうに数字をベタで入力しても、「さんぜんにひゃくろくじゅうよん」などのように数字を普通に読むように音声入力しても、同じように解析し「3,264」と入力される。
また、マイクを使った音声入力のほかに、音声ファイルを自動的にテキスト化する機能も新たに加えられた。対応する音声ファイルはシステムで再生できるものならばすべて大丈夫と言うことで、MP3やDSSファイルもテキスト化することができるという。
さらに、ジョイステックを使い左右キーで文節の選択、上下キーで変換候補の選択などをコントロールすることができるようになった。ジョイスティックに対応したことで気軽にパソコンを操作、文章入力することができるとしている。
メールソフト「Shuriken2.1V」の新規機能としては音声ファイルを添付し送受信することが可能になったほか、メールを自動的に読み上げてくれる。また、メールを読み上げる時にメール内の引用文の部分だけ違う声で読み上げるなどの設定が可能となった。デモンストレーションでは、普通の文章を男性の声で、引用文の部分を女性の声で読み上げるように設定されていた。
同梱されるヘッドセットも強化されている。全体的にガッシリした構造にしたほか、マイクを支える部分を形状記憶合金にしたことで、より安定して音声を拾えるようになったという。
ジャストシステムはこれからも音声入力技術を強化し、文章の頭に入りやすい「え~」や「そのぉ~」といった不要語の音声入力段階での除去など研究を続け順次商品化していくとしている。
【パッケージ内容】
Voice一太郎9[10万本記念版] | “Voice一太郎9”のほかチャットソフト「LOOPiT」などを収録したフルパッケージ版(ジャストシステム製品登録ユーザーを対象とした優待版22,000円あり) | 28,000円 |
音声ワープロキット for 一太郎9 [10万本記念版] |
一太郎9ユーザーやATOK12ユーザー用の音声入力対応へのアップグレードキット | 20,000円 |
Voice一太郎9[10万本記念版] | Voice一太郎9、音声ワープロキット正規登録ユーザー(ジャストシステムからの直接販売のみ) | 3,000円 |
□ジャストシステムのホームページ
http://www.justsystem.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.justsystem.co.jp/news/99f/news/j9906091a.html
□製品情報
http://www.justsystem.co.jp/product/applicat/vt9-10/
('99年6月9日)
[Reported by date@impress.co.jp]