COMPUTEX TAIPEI '99 会場レポート
スケルトン製品などのカラーモデルが多数登場
~ケース、キーボード、ファン……マザーボード?~

会場前

会期:6月1日~6月5日

会場:台北世界貿易センター展示場
   台北国際コンベンションセンター

主催:TCA(台北市電脳商業同業公会)
   CETRA(中華民国対外貿易発展協会)


 最近PC/AT互換機の世界でも流行の兆しが見える、いわゆる「スケルトン」デザインの製品は、COMPUTEX TAIPEI '99会場でも流行中。既に秋葉原などでも販売されているPCケースはもとより、スキャナ、CRTディスプレイ、キーボード、マウス、ジョイスティック、各種USB機器など、ほぼ全ての周辺機器で「スケルトン」製品が確認できるという状態になっている。さらには、CPUスロットやPCIスロットなどが透明なマザーボードを展示するコネクタメーカーなどもあったりして、およそ「プラスチック製品」は全て「透明もの」で揃えられそうなほどになっている。
 ちなみに、気になる「色」の方は、初代iMacのボンダイブルーや、現行iMacの5色を手本としたカラーが多い。ただし、「まとまった注文があれば何色でも作る」というメーカーも多く、ユーザーの要望次第で様々な色の製品が出ることもありそうだ。

 なお、透明色以外にもデザイン志向の製品が増えており、昨年までは「白一色」が当然だったPCケース展示ブースも、今年はカラフルなのが当たり前になっていた。

CPUスロットやリテンションキット、AGP、PCI、ISAの各スロットが透明なマザーボード。展示していたコネクタメーカーによれば、「発注があれば当然、(コネクタを)出荷できる」そうだ。ただし価格は「かなり高い」とのこと Slot 1用CPUファン。スケルトンではないが、他に赤や緑のファンもあった こちらはSocket 7用CPUファン。ファンとヒートシンクの色が違うのはご愛嬌?

羽根まで透明なPCケース用ファン。説明員によれば、耐久性も通常のファンと変わらないという どことなくiMacのキーボードに似ているキーボード 左のキーボードにはキー自体が透明になっているバリエーションモデルもあった。既に日本語化されている

マウス。これだけあっても1メーカー分 底面は青い透明色、上面は白い透明色になっているマウス。どことなくMicrosoft IntelliMouse Explorerを連想してしまうが、光学式ではなく、光る機構もないようだ USBモデム。透明色ではないが、このように「デザインに凝った」製品もよく見かけた

これもUSBモデム。日本でも発売されている製品だが、カラーバリエーションができた。同デザインのUSBハブも発売中 透明なUSBケーブル7色セット。見ているとカラフルで楽しいが、こんなに買って何に使えるのかが気になるところ ケース用フロントパネルのカラーバリエーション。 iMacの影響なのか、カラーバリエーションがあると丸く並べて展示する例が多いようだ

YEONG YANGが展示していたFlex ATXケース。ぱっと見にはゲーム機のようにも見える 「iCute」と名付けられたPCケース。カラーは「LIME」、「STRAWBERRY」、「GRAPE」、「BLUEBERRY」、「TANGERINE」、「APPLE GREEN」の6種類 Intelのブースで展示されていたDirect RDRAMのRIMM。別に「デザイン云々」というわけではないと思うが、それなりに色のバリエーションがあった。もちろん透明ではない

AMDのプライベートベースで展示されていたFlex ATXケースを使ったPC。正面から見ると、フットボールのような形をしている CD-ROMドライブの蓋をあけたところ



□COMPUTEX TAIPEI '99のホームページ(英文)
http://www.computex.com.tw/cpx99.asp
□TCAホームページ(和文)
http://www.ippc.com.tw/tca/tca.htm
□台北世界貿易センター展示場ホームページ(英文)
http://taipeitradeshows.cetra.org.tw/
□TAIPEI International Trade ShowsのCOMPUTEX TAIPEI '99ページ(英文)
http://taipeitradeshows.cetra.org.tw/computex/

('99年6月3日)

[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp