日本AMD株式会社は、ノートPC用のプロセッサ「モバイルAMD-K6-III-P(以下K6-III-P)」の出荷を開始した。デスクトップ用K6-IIIと同様に3段階のキャッシュ構造「TriLevel Cache」と、最高100MHzのFSBバスに対応したのが特徴。現在Intel製のモバイル用プロセッサはモバイルPentium II 366MHzが最高速で、K6-III-Pはx86系では最もクロックが高いプロセッサとなる。
パッケージはPGA、製造プロセスは0.25ミクロン、コア電圧は2.2V、消費電力は12W。キャッシュは64KBの一次キャッシュ、256KBの二次キャッシュまでがオンチップに搭載され、最大1MBの三次キャッシュが外部に接続可能となっている。
動作クロックは380/366/350MHzの3種で、それぞれのFSBとコア部の倍率は95MHz×4、66MHz×5.5、100MHz×3.5となる。1,000個ロット時の単価はそれぞれ48,860円、44,240円、34,860円。
□日本AMDのホームページ
http://www.amd.com/
□ニュースリリース
http://www.amd.com/japan/news/prodpr/nr9970.html
□データーシート(英文、PDF形式)
http://www.amd.com/K6/k6docs/pdf/22655.pdf
('99年5月25日)
[Reported by date@impress.co.jp]