Electronic Entertainment Expo(E3) 会場レポート

海外でもやっぱりやじうまE3でゴー


展示会開催期間:'99年5月13日~5月15日(現地時間)

会場:米カリフォルニア州ロサンゼルス
   World Convention Center



■Win用プレステエミュレータ「bleem!」排除される

 いろいろな意味でイケイケゴーゴーなソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)。今回、E3にWindows用のプレイステーションエミュレータを出展していたBLEEMが彼らに睨まれたからさぁ大変。一部報道にあったことが事実かどうかわかりませんが、かなり縮み上がったらしい。
 で、ブースにかけつけてみるとお兄さんが寂しそうに1人でマシンの世話をしていました。突撃取材敢行で「プレスキット・プリーズ」というと。お兄さんは棚からドサッとチラシを取りだし、何かごそごそとやっています。渡された資料をみてみると2枚あるプレステエミュレータ画面にペタッと自社のシールが貼り付けてありました。

ブース写真。閑散としまくり これが噂のチラシだ! 怪しさ大爆発


■またまた登場、ご家庭でプールバーを満喫

置く場所が大変だよね。ちなみにこのブースにはさお型コントローラもおいてありました
 毎回こういった個性的なデバイスが登場して、我々の目を楽しませてくれます。今回はこれ。ビリヤードマウスですね。いくつかくっついているボタンを押しながら位置を決め、キューを引いて押し出すとその早さを計算して画面に反映してくれる。なかなか優れものなのですが、マウスだけでなくキューそのものまで付属するという剛気っぷり。ちなみに9月頃発売予定だそうです。関係ありませんが、ここの社長さんの奥さんは日本人だそうです……わざわざ教えていただきました。


■「猿の惑星」E3を席巻す

 毎回、着ぐるみものが登場するE3。いつもはクリンゴンの兵士(スタートレック)が闊歩するくらいですが(今回もウロウロしていた)、今回は猿の惑星の猿がFOXのブースを占拠。来場者と写真を撮るといった楽しい一幕がみられました。しかし、これがまたリアルにできてて、ちょっと驚き。目がぐりぐり動くんだけど本物かね? ちなみに猿のメイクのまま空をボーッと見ながら休憩している人がいたけど、あまりにリアルすぎで映画のワンシーンかと思っちゃいました。

アメリカにも“見ざる聞かざる言わざる”ってのは存在するのか? ブースの表側にある自由の女神像の前で記念写真撮影。ちなみに撮ってるのもやはり猿


■プレステ大暴走を未然に防ぐナイスな周辺機器を出展

前からは見えませんが、横にはメモリカード入れがあります
 プレイステーションの熱暴走はここ日本では有名な話ですが、遠く離れたアメリカのE3でもそれらしきものが出展されてました。このマシン、上にプレイステーションやニンテンドウ64を乗っけるだけでクールに冷やしてくれるのです。……で、それだけの代物なんです。ね、クールでしょ?


■小さい小さいゲームパッド

PCカードと比べてこの大きさ。結構カワイイです
 小さな小さな、ひっじょう~にカワイラシイゲームコントローラ「Stinger」がコントローラの大手GRAVISのブースで出展されていました。はっきり言って機能的には通常のサイズのものと比べても遜色ないし、手の小さい方には打って付けなのではないでしょうか?


■小さいブースを見逃すな! 異常に美しいフライトもの

動きもそんなに悪くない。とにかく技術力の高さにはビックリ
 屈指の美しさを誇るグライダーのゲームを出展していたWILCO Publishing。聞けばベルギーの会社で、知名度はかなり低いようです。しかし、その技術力は折り紙付き。というか、写真でもわかるように非常に美麗な画像を作り上げています。来年は大化けに化けてるかもしれません、要注目です。

□E3ホームページ
http://www.e3expo.com/

('99年5月18日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp / tanigawa]


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