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【'98年1月16日】第40回読者アンケート「パソコン環境について」結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980116/result.htm

　今回のアンケートでは、2台以上所有しているという回答が8割を超えた。また、4台以上だけに限っても3割に達しており、多数のマシンを所有していることがわかる。
　メインで使っているマシンは、まだまだデスクトップがほとんどだが、ノートPCも1割を超えておりメインマシンとしてノートPCを使う人も増化傾向にあるようだ。

　また、各雑誌などで特集され一種のブームともなっている自作PCだが、今回のアンケートでも6割を占めており、そのブームを裏付けている。それ以外には、ホワイトボックスが8％と一つの勢力となりつつある点も注目される。

パソコンを何台持っていますか	人数	比率
1台	1,107人	18％
2台	1,811人	30％
3台	1,293人	22％
4台	718人	12％
5台	346人	6％
6台以上	721人	12％

メインで使っているマシンの形状は何ですか	人数	比率
デスクトップ（据え置き型）	5,354人	89％
ノート	642人	11％

メインで使っているマシンの形態は何ですか	人数	比率
自作	3,552人	59％
メーカー製	1,993人	33％
ホワイトボックス（ショップブランド）	451人	8％

■メインで使っている機種とOS

　PC/AT互換機が約9割と一極集中化がさらに進んでいる。一時代を築いたPC-98シリーズ、iMacや新G3で好評を博しているMacintoshは、いずれも5％にとどまった。その他の回答では「X68000」シリーズや、「FM-TOWNS」という回答が多かった。

　OSはWindows 95からの移行が進み、Windows 98が6割を超えた。また、最近話題になっているLinuxなどのPC UNIXは3％程度で、メインで使う機種への投入はまだそれほど多くはない。

メインで使っている機種は何ですか	人数	比率
PC/AT互換機	5,336人	89％
Macintosh	278人	5％
PC-98	267人	5％
PC98-NX	86人	1％
その他	29人	0％

メインで使っているOSは何ですか	人数	比率
Windows 98	3,677人	61％
Windows 95	1,105人	18％
Windows NT 4.0以降	722人	12％
Mac OS 8.5以降	181人	3％
Mac OS 8.1以前	97人	2％
Linux	96人	2％
FreeBSD	56人	1％
Linux、FreeBSD以外のPC UNIX	13人	0％
DOS	12人	0％
OS/2	9人	0％
Windows 3.1	4人	0％
Windows NT 3.51以前	2人	0％
その他	22人	0％

■メインで使っているCPU

　CPUの種類ではCeleronがPentium IIを僅かに押さえトップにたち、この2種で約半数を占めている。AMDのK6シリーズも全体の2割以上を占めている。Pentium IIIやK6-IIIといった新しいCPUは、まだ価格も高いこともあり、いずれもシェアは低かった。また、MacintoshではPowerPC G3が、PowerPC 601/604/603e/604eを上回っており、順調に移行していることがうかがえる。

　CPUクロックについては、ピークが201MHz～300MHzとなった。ただし、400MHz以上の高クロックも1割を超えている。

CPU	人数	比率
Celeron	1,479人	25％
Pentium II	1,425人	24％
K6-2	859人	14％
MMX Pentium	663人	11％
Pentium	396人	7％
K6	290人	5％
Pentium III	165人	3％
PowerPC G3	161人	3％
Pentium Pro	134人	2％
PowerPC 601/604/603e/604e	106人	2％
K6-III	104人	2％
i486以前（Am5x86、Cyrix 5x86も含む）	42人	1％
M II	38人	1％
WinChip 2	28人	0％
680X0系	23人	0％
6x86MX	17人	0％
6x86	15人	0％
WinChip C6	12人	0％
Media GX	7人	0％
K5	6人	0％
mP6	3人	0％
その他	23人	0％

CPUクロック	人数	比率
わからない	17人	0％
100MHz以下	205人	4％
～200MHz	1,106人	18％
～300MHz	2,598人	43％
～400MHz	1,368人	23％
～500MHz	642人	11％
500MHz超	60人	1％

■メインで使っている機種のメモリ

　メインマシンのメモリ容量は、97～128MBが最も多く4割。128MBを越える人も2割以上いた。メモリの種類では、PC-100対応SDRAMが過半数に達している。しかし、EDOも根強く2割を占めている。

メモリ容量	人数	比率
32MB以下	130人	2％
～64MB	1,249人	21％
～96MB	754人	13％
～128MB	2,595人	43％
～256MB	1,056人	18％
～512MB	197人	3％
512MB超	15人	0％

メモリの種類	人数	比率
PC-100対応SDRAM	3,083人	52％
SDRAM	1,221人	20％
EDO	1,162人	19％
ファーストページ	399人	7％
133MHz対応SDRAM	48人	1％
その他	83人	1％

■メインで使っている機種のストレージ

　HDD容量は、最も多かったのが9GB～12GBで25％。それ以上の容量も2割あり、メモリなどと比較しても、HDDの大容量化の進行は速いようだ。

　DVD-ROMドライブについては、16％が搭載していると回答した。今回はメインマシンへの搭載について質問したが、メインマシン以外に搭載しているという意見も複数寄せられており、実際のDVD-ROMドライブ所有率はもう少し高そうだ。

HDD	人数	比率
2GB以下	346人	6％
～4GB	994人	16％
～6GB	997人	17％
～8GB	974人	16％
～12GB	1,499人	25％
～18GB	754人	13％
18GB超	432人	7％

DVD	人数	比率
搭載していない	5,056人	84％
搭載している	940人	16％

■ディスプレイ

　ディスプレイは、17インチCRTが約6割を占め、19インチ以上のCRTも1割を超えている。LCDは14インチ以下が10％、15インチLCDが4％と、LCD全体でも15％程度にとどまっている。また、メインマシンをデスクトップと回答した人だけに限ると、LCDと回答した人は4％。家庭でのデスクトップのCRTからLCDへの乗り換えは、まだ進んでいないようだ。

　解像度では、801×601～1,024×768ドットが最も多く43％、1,280×1,024ドットが38％で続いている。これ以上の高解像度で使っている人は、まだ1割に満たない。

ディスプレイ	人数	比率
15インチ以下のCRT	900人	15％
17インチ CRT	3,556人	59％
19インチ CRT	422人	7％
21インチ CRT	275人	5％
21インチ超のCRT	27人	0％
14インチ以下のLCD	562人	10％
15インチ LCD	220人	4％
15インチ超のLCD	11人	0％
その他	23人	0％

解像度	人数	比率
800×600ドット以下	678人	11％
～1,024×768ドット	2546人	43％
～1,280×1,024ドット	2285人	38％
～1,600×1,200ドット	397人	7％
1,600×1,200ドット超	45人	1％
その他	45人	0％

■インターネット接続環境

　インターネット接続環境は、ISDNダイヤルアップ接続が半数近くに達した。モデムユーザーでも、56kbpsモデムが33.6kbpsモデムを上回っており、順調に世代交代している。

　その他の回答では、CATVによる接続という回答が多く寄せられた。

自宅でインターネット	人数	比率
接続している	5,841人	97％
接続していない	155人	3％

接続環境	人数	比率
ISDN 64kbps	2,553人	44％
56kbpsモデム	1,596人	28％
33.6kbps以下のモデム	1,007人	17％
ISDN 128kbps（2B）	300人	5％
OCNエコノミーなどの128kbps常時接続	72人	1％
デジタル専用線128kbps以上	20人	0％
ISDN 38.4kbps	13人	0％
デジタル専用線64kbps	9人	0％
その他	271人	5％

性別	人数	比率
男性	5,938人	99％
女性	58人	1％

年齢	人数	比率
～15歳	11人	0％
16歳～20歳	205人	3％
21歳～25歳	1,267人	21％
26歳～30歳	1,753人	29％
31歳～35歳	1,386人	23％
36歳～40歳	782人	13％
41歳～45歳	352人	5％
46歳～50歳	154人	2％
51歳～	86人	1％

('99年5月12日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]