ダイアモンドマルチメディア、RIVA TNT2搭載ボードなどを発表

社長 発売時期:
Viper V770 5月中旬発売
Viper V770 Ultra 5月下旬発売
Stealth III S540 5月中旬発売

店頭予想価格:
Viper V770 189.95ドル
Viper V770 Ultra 249.99ドル
Stealth III S540 129.00ドル

連絡先:ダイアモンド・マルチメディア
    Tel.03-5695-8401



会場デモ
会場では各ボードのデモがおこなわれた。「Viper V770」のデモはさすがの美しさ
 株式会社ダイアモンドマルチメディアは都内で記者会見を開き、各種ビデオカードを発表した。今回発表されたのは、RIVA TNT2を搭載した「Viper V770」とTNT2/Ultraを搭載した「Viper V770 Ultra」、Savage4 Pro Plusを搭載した「Stealth III S540」。

 Viper V770は、既存のPCゲームのグラフィッククオリティに満足していないコアなゲームユーザーや、ハイエンドユーザーを対象とした製品。32MB SDRAMを搭載し、RAMDACは300MHz。最大解像度は2,048×1,536ドット(トゥルーカラー)。AGP 2X/4Xで、AGPテクスチャをサポートしている。対応OSはWindows 95/98/NT 4.0で、対応APIはDirectX 6.1、OpenGLをサポート。
 発売予定は米国で5月11日を予定しており、日本での発売は「1週間程度遅れる」という。米国での店頭予想価格は189.95ドルで、日本では25,000円程度としている。

 Viper V770 Ultraは、基本仕様は同じだがゲームパフォーマンスを最大限に発揮するためにハードウェアを変更し、クロックも向上している。それに伴い冷却もV770のヒートシンクから、クーリングファンへ変更した。日本での発売は「Viper V770から1~2週間遅れるが、5月中には発売したい」という。米国での店頭予想価格は249.99ドルで、日本では30,000円強程度としている。

 Stealth III S540は、チップにSavage4 Pro Plusを採用。“Plus”としているのは、チップの内部クロックを独自に高速化しているため。32MB SDRAMを搭載し、最大解像度は1,920×1,440ドット。テクスチャコンプレッションアルゴリズムを使い、より高い解像度のテクスチャマップを使用できるS3 Texture Compression技術を採用。このほか付属のユーティリティも一新し、ゲームの設定を記憶させメニューから選ぶだけで変更できたり、テクチャヒープサイズやMipマッピングレベルも選択することができる。
 発売は5月中旬を予定しておりAGP版とPCI版が用意されるが、PCI版の発売は7月となる。店頭想定価格は、16,800円から17,000円程度としている。

 遠藤信久社長は「海外ではゲームがグラフィックス市場の発展に貢献しているが、日本でも国産のゲームがもっと引っ張ってくれないだろうか」と発言。また、先日発売された3DfxのVoodoo3との比較を繰り返し、自社製品の優位性を強調した。

Viper V770 Stealth III S540
RIVA TNT2を搭載した「Viper V770」大きなヒートシンクが採用されている。ちなみにViper V770 Ultraではクーリングファンを採用 「Fire GL1」。IBM版とは違いファンが採用されている。店頭予想価格は128,000円で5月中旬発売予定


□ダイアモンドマルチメディアのホームページ
(4月23日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.diamondmm.co.jp/
□「Viper V770」製品情報(英文)
http://www.diamondmm.com/products/current/viperv770-pre.cfm
□「Stealth III S540」製品情報(英文)
http://www.diamondmm.com/products/current/stealth3s540-pre.cfm
□関連記事
【4月14日】IBM、SSE/マルチスレッド対応ビデオカード搭載のNTワークステーション
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990414/ibm.htm

('99年4月23日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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