IBM、13.3インチXGA液晶搭載した厚さ28mmのA4ノート「ThinkPad 570」

IBM、13.3インチXGA液晶搭載した
厚さ28mmのA4ノート「ThinkPad 570」

　
　
'99年 4月26日より順次出荷
標準価格：2644-1A7 360,000円
　　　　　2644-1D7 360,000円
　　　　　2644-1B7 375,000円
　　　　　2644-3A7 440,000円
　　　　　2644-3B7 455,000円

連絡先：ダイヤルIBM
　　　　Tel.0120-041-992

　日本アイ・ビー・エム株式会社は、13.3インチ1,024×768ドットTFT液晶を搭載した28mm厚のA4ノートPC「ThinkPad 570」を発表した。ドック「ウルトラべース」が標準添付されており、接続するとオールインワンノートPCとしても使用できる。5モデルが用意され、価格はモバイルPentium II 333MHz、HDD 4.0GBモデルが360,000円、366MHz、6.4GBモデルが440,000円で、それぞれWindows NT 4.0モデルは15,000円高。出荷はWindows 95/98搭載モデルが4月26日、NT 4.0搭載モデルが5月21日となっている。主に企業向けとして考えられており、「日本より米国に重心を置いたモデル」としている。

　ThinkPad 600と幅、奥行きが同じ（300×240mm）で、デザイン的にはCD-ROMドライブ部分を削りとったという印象。厚さではThinkPad 560よりも3mm薄く、重量も70g軽くなっている。また従来どおり本体にPS/2、パラレル、シリアル、外部CRTといったレガシーインターフェイスが搭載されるほか、USB端子、MiniPCIのV.90モデムを内蔵している。本体のHDDはユニット式になっており、簡単に拡張ができる。

　キーボードはキーピッチ19mm、ストローク2.7mm、ポインティングデバイスにはセンターボタンを備えた拡張TrackPointを採用。バッテリパックは、セルをアルミ材質の角型のものに変更し、体積・重量を低減している。

　本機の特徴の1つは、本体の底面を完全に覆う形のドック「ウルトラベース」が標準添付されていること。ウルトラベースにはセカンドバッテリまたはFDDを内蔵できるほか、ThinkPad 600の「ウルトラスリムベイ」互換のベイを1個装備。CD-ROMや、セカンドHDD、DVD-ROMなどを搭載できる。インターフェイスはUSBとMIDIが装備されており、ステレオのスピーカーも内蔵している。ウルトラベースの下にはさらに、ThinkPad 560用のレガシーインターフェイスを搭載した「ポートリプリケーター」または、レガシーインターフェイスに加え、PCカード4スロット、100Base-TXも搭載した「拡張ポートリプリケーター」を接続できる。ウルトラベースは、完全なホットプラグイン対応となっており、稼動中でも前面のボタンを押すことで取り外せる。取りつけは、はめ込むだけで準備の必要はない。

　ウルトラベースは重量852gで、本体と接続すると全体の厚みは52.55mmとなる。CD-ROM内蔵PCとして使う場合全体の重量は、1,830g＋852g＋285g（CD-ROMユニット）＝2,967g。

　なお、ThinkPad 570ではプリインストールされないもののLinuxをサポートしており、4月7日に開設した「IBM Linuxサポート・センター」で対応する。

ウルトラベースに装着したところ。緑色に光るLEDの右横にある青色のボタンを押すと、本体を取り外すことができる。外すときには、後ろ側から持ち上げる。装着は電源を入れたまま、押しこめばいい。ウルトラベースの左側には、ウルトラスリムベイが用意される。ここにセカンドHDDや、CD-ROM、DVD-ROMを装備できる。左が570、右が560の底板。570ではチップセット部分にヒートバイプを利用した冷却装置が用意されるほか、空気の流れなども考慮した設計になっている。

【本体の主な仕様】
2644-1A7 2644-1D7 2644-1B7 2644-3A7 2644-3B7
CPU モバイルPentium II 333MHz モバイルPentium II 366MHz
チップセット 440DX
ビデオ NeoMagic MagicMedia 256AV（2.5MB）
メモリ（最大） 64MB（192MB）
HDD 4.0GB 6.4GB
液晶 13.3インチTFT
1,024×768ドット、1,677万色
PCカード Type3×1または、Type2×2
ZVポート、CardBus対応
外形寸法
（幅×奥行き×高さ） 300×240×28mm
重量 1.83kg（バッテリパック含む）
バッテリ駆動時間 3.3時間 3.0時間
OS Windows 98 Windows 95 Windows NT 4.0 Windows 98 Windows NT 4.0
標準価格 360,000円 360,000円 375,000円 440,000円 455,000円
出荷時間 4月26日 4月26日 5月21日 4月26日 5月21日

【本体の主な仕様】
	2644-1A7	2644-1D7	2644-1B7	2644-3A7	2644-3B7
CPU	モバイルPentium II 333MHz	モバイルPentium II 366MHz
チップセット	440DX
ビデオ	NeoMagic MagicMedia 256AV（2.5MB）
メモリ（最大）	64MB（192MB）
HDD	4.0GB	6.4GB
液晶	13.3インチTFT 1,024×768ドット、1,677万色
PCカード	Type3×1または、Type2×2 ZVポート、CardBus対応
外形寸法（幅×奥行き×高さ）	300×240×28mm
重量	1.83kg（バッテリパック含む）
バッテリ駆動時間	3.3時間	3.0時間
OS	Windows 98	Windows 95	Windows NT 4.0	Windows 98	Windows NT 4.0
標準価格	360,000円	360,000円	375,000円	440,000円	455,000円
出荷時間	4月26日	4月26日	5月21日	4月26日	5月21日

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□製品情報
http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/tp57094/tp57094a.html

('99年4月20日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]

【PC Watchホームページ】

ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp


ウルトラベースに装着したところ。緑色に光るLEDの右横にある青色のボタンを押すと、本体を取り外すことができる。	外すときには、後ろ側から持ち上げる。装着は電源を入れたまま、押しこめばいい。	ウルトラベースの左側には、ウルトラスリムベイが用意される。ここにセカンドHDDや、CD-ROM、DVD-ROMを装備できる。	左が570、右が560の底板。570ではチップセット部分にヒートバイプを利用した冷却装置が用意されるほか、空気の流れなども考慮した設計になっている。