日本国内のモデルは感染なし

米IBM、AptivaがCIHウィルスに感染

'99年4月6日(現地時間) 発表

 米IBMは、現地時間の6日、米国内で販売された「Aptiva」シリーズの一部がコンピュータウイルスのCIHに感染していた、と発表した。感染の可能性があるAptivaはモデル240/301/520/580のうち、3月5日から17日の間に生産された約12,000台。

 CIHウイルスはW95.CIHとも呼ばれ、PC内のクロックが毎月26日になるとBIOSやハードディスクのデータを消し、PCを操作不能にする。

 IBMは「最新のワクチンソフトを使わなかったため発見できなかった」としているが、なぜウイルスが混入したかは調査中。同社は感染の可能性があるPCのうち約9,000台のユーザーに連絡をとり、PCとデータを守る方法を伝えたという。

 なお、日本IBMでは、国内で販売されているAptivaについてはウィルスの感染はないと発表された。

□IBMのホームページ(英文)
http://www.ibm.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.ibm.com/press/prnews.nsf/f2c9dfb4f2374775852565d2000eb728/700aca49033499b48525674b005d295f?OpenDocument
□日本国内向けニュースリリース
http://www.web01.jp.ibm.com/e_dir/ewm/NewsDB.nsf/1999/04071
□シマンテックによるW95.CIH情報
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w95cih.html

('99年4月7日)

[Reported by date@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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