「Melissa生みの親」の容疑者が逮捕

'99年4月2日(現地時間) 逮捕


 米国で猛威をふるっている「Microsoft Word」のドキュメントファイルに感染する新しいマクロウィルス「Melissa」事件の容疑者が2日(現地時間)、逮捕された。容疑は公共通信の妨害、コンピュータサービスの盗用、コンピュータシステムへの障害または不正侵入など。

 容疑者は、ニュージャージー州アバディーン在住のデービッド・スミス(30歳)で、1日(現地時間)夜に近郊の兄弟の家にいたところを、米連邦捜査局(FBI)のコンピュータ分析・技術班、同州警察ハイテク犯罪班の捜査員らに逮捕された。容疑者の割り出しには、AOLの技術者などの協力を得たとしている。スミス容疑者には、Melissaを作成、自宅のアパートから最初に発信した疑いがかけられている。なお、スミス容疑者は二日朝、10万ドルを支払ってすでに保釈されている。

 FBIでは、Melissaの生みの親には最高25万ドルの罰金と、最長禁固10年の刑を受ける可能性があるとしている

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http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/1999/0330/papaping.htm

('99年4月5日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp / Watchers]


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