IDC Japan、'98年国内プリンタ市場出荷実績を発表

カラーインクジェットプリンタ メーカー別シェア モノクロレーザープリンタ メーカー別シェア
カラーインクジェットプリンタ モノクロレーザープリンタ
'99年3月26日 発表

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 インターナショナルデータコーポレイションジャパン株式会社(IDC Japan)は、'98年国内プリンタ市場の出荷台数実績を発表した。'98年は、カラーインクジェットプリンタ、カラーレーザープリンタが好調で、両分野のトップシェアは、いずれもエプソンだった。

 カラーインクジェットプリンタは、前年比13.2%増の336万2千台となった。メーカー別シェアは、エプソン、キヤノン、日本HP、NEC、Lexmarkの順。1位のエプソンが前年比25.0%増で51.7%のシェアを獲得したほか、日本HPが285.2%増の7.3%と躍進してNECを抜き、3位となった。市場拡大の理由は、Windows 98、iMacの発表をきっかけに家庭市場向けのパソコン需要が拡大したことや、画質や印刷速度の向上による買い替え需要によるものと分析している。

 一方、モノクロレーザープリンタは、前年比5.6%減の92万9千台となった。メーカー別シェアは、キヤノン、エプソン、NEC、富士通、リコーの順。ボリュームゾーンである11~20枚/分の機種について、企業需要が伸び悩んだためで、「情報投資が2000年問題対応などに振り向けられたほか、景気低迷の影響を受けた」と分析している。しかし、店頭市場では10枚/分未満のA4対応機種が個人向けに好調だったほか、21枚/分以上の機種ではNEC、富士通などが企業向けの出荷を伸ばした。今後の動向については、「印刷速度の高速化がさらに進み、コピー機との競合が進む」とした。

 また、カラーレーザープリンタについては'98年を「特定分野向けから一般オフィス市場への広がりを見せ始めた節目となる年」と分析し、'99年は前年比50%以上拡大すると予想している。

□IDC Japanのホームページ
(3月29日現在、この情報は掲載されていない)
http://www.idg.co.jp/IDC/
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【3月3日】'98年国内プリンタ市場、首位はエプソン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990303/printer.htm

('99年3月29日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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