米連邦取引委員会(FTC:Federal Trade Commission)は米Intelとの和解案を承認した。FTC審査局は、60日間にわたり公開で意見を求めた後、本命令について最終的に承認、もしくは拒否を行なうが、和解案がFTCとIntel共同で提案されたものであり、事実上承認されたといえる。和解の有効期間は10年。
和解案の概要は、「PCメーカーなどの顧客がIntelの知的財産権を侵害するおそれがない限り、Intelは特定の製品情報およびサンプルの提供を継続しなければならない」というもの。
商業上の競争などを理由にした製品情報やサンプルの提供の拒否などが禁止され、Intelの行動に一定の枠がはめられた。しかし、技術情報の差し止め問題以外に波及することもなく和解へ持ち込めたことは、Intelにとって有利な結果といってよいだろう。
□FTCのホームページ(英文)
http://www.ftc.gov/
□ニュースリリース(英文)
http://www.ftc.gov/opa/1999/9903/intelcom.htm
□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/Cn31799a.htm
□ニュースリリース(和文)
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press99/990318b.htm
□関連記事
【3月9日】米Intel、FTCとの和解案に合意
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990309/intel.htm
('99年3月18日)
[Reported by date@impress.co.jp]