会場は、ちょっと大きめの宴会場という程度の大きさだが、結構賑わっている。ハードメーカーは、SUN、HP、IBM、Compaqと主だったWSメーカーはほとんど出展している。ソフトウェアでは、データベースのOracleとSybase、ビジネスアプリケーションのCorelなどは、PCユーザーにもお馴染みのベンダーだ。このほか、Linuxのディストリビューション(カーネルと周辺ソフトを組み合わせてインストールメディアを作成したもの)の会社/団体が出展している。Intelが出資して有名になったRedHatやヨーロッパで人気のSuSE (スージーと読むのだそうだ)、Debian、Caldera(DR-DOS の件でMicrosoftと訴訟中。元Novellの会長レイ・ノーダの作った会社)など。このほか、FreeBSDやSCO(いまUnixの権利を持っている会社)なども来ている。
ただ、全体として、メーカーの展示は、Linuxやってますよ的なものが多く、そのほかのソフトウェア関連では、やはりUnixのシステム寄りといった感じで、あまりPCWatch的ではない。そんなわけで、以下ではざっと全体を紹介することにしたい。
Linuxグッズを販売しているLinux Loversのブース。しかしなんで米国人はこんなにTシャツが好きなのか? | Linuxでゲーム関係の展示はこのLokiブースだけ。CIVILIZATION CALL TO POWERをデモしていた | Oracleは8iをデモしていたが、いまひとつパッとしない感じ。やはり、Linuxユーザーのノリとはちょっと違ったものを感じてしまう |
ドイツ生まれのLinuxディストリビューションであるSuSeは、マスコットがカメレオン。ここは、OSパッケージのほか、Applixware(unix用のビジネスソフトスウィート)を組み合わせたLinux Office Suiteも出している | データベースベンダーの大手のひとつ、Sybaseも出展していた |
□LinuxWorld Expoホームページ(英文)
http://www.linuxworldexpo.com/
('99年3月3日)
[Reported by 塩田紳二]