'99年3月2日 発売会開催
Pentium IIIの発表会では、Streaming SIMD Extention(SSE)などを使用したPentium III対応ソフトが多数展示されていた。ここでは、その中の主なものを紹介する。
【セガ】 カーレースゲーム「セガラリー2」(PC版)をデモ。SSEの使用によりフレームレートが高まったほか、光源処理などの画面エフェクトも強化されたという。 注目ソフトということもあり、会場ではもっとも人気を集めていた。
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【アンバランス】 「電車でGO!2 高速編 」(PC版)をSSE対応ソフトとして展示。18日に発売する予定とのこと。
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【イマジニア】 Interplayの3Dシューティングゲーム「ディセント3」(仮称)をデモ。「SSEを使用することで大幅な高速処理が可能になり、3Dポリゴンの表示数が増えている」という。発売予定は6月。 このほかのSSE対応ソフトとしては、Digital Image Designの3Dコンバットシュミレーションゲーム「ウォーガズム 完全日本語版」(3月26日発売予定)やRage Gamesの3Dアクションシューティングゲーム「エクスペンダブル」(5月発売予定)などが計画されているという。
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【アドビシステムズ】 SSE対応として展示されていたのはローエンド向け画像編集ソフト「Adobe PhotoDeluxe for ファミリー 3.0」のみ。SSEに対応する以外は現行製品との機能差が少ないため、特に新製品扱いはせず、4月下旬出荷の製品から順次SSE対応製品に移行する計画だという。 同社では、プロフェッショナル向けの「Adobe Photoshop 5.0」に関してもSSE対応を告知しており、3月下旬より有償プラグインが公開される予定となっている。
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【IBM】 音声入力ソフト「ViaVoice98 日本語版」にSSE対応エンジン「Dictation Runtime 5.3日本語版」を組み合わせた展示を行なった。動作速度がSSE非使用時に比べて14~15%ほど向上し、入力に対するレスポンスが高速化されたという。
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【サイバーリンク】 DVD再生ソフト「Power DVD」を展示。SSEを使用することで、CPUの処理負担が軽くなることをアピールしていた。 |
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【シャープ】 データ検索ソフト「Datahunter」を展示した。展示されていたのはSSE非対応版だったが、開発中のSSE対応版では、ベクトル演算を使った類義語判定が高速化され検索速度が上がるほか、キャッシュ制御命令を使用してデータ入出力を高速化させることなどを検討しているという。
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('99年3月2日)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]