MACWORLD Expo/Tokyo

矢作 晃の展示会場レポート 第四弾

~ iMacとPowerMac G3関連の気になるモノ ~

会期:'99年2月18日~2月20日 開催
会場:幕張メッセ



■450MHzのG3アクセラレータが早くも登場

 会場レポート第四弾は、iMacとPowerMac G3(Blue & White)に対応する周辺機器と、G3アクセラレータの新顔について紹介する。G3アクセラレータは紹介した以外にも、インタウェアのブースや、NewerTechnology社と販売契約をかわした加賀電子のブースなどでも、既存のMac各機種に対応した製品を目にすることができる。


■■iMac■■

COMDEX/Fall'98でのレポート以来、何度か紹介してきた「iDock」がついに国内でも販売された。取り扱っているのはダイヤテックとパワーの二社。すでに会場内のショップでは26,000円ほどで販売されている。USBからの変換によってふたつのシリアルポートと、(なぜか)パラレルポートを搭載。また、左右に30度ずつ回転する台座も結構便利に使える Formac社の「iProRAID」。Rev.AとRev.BのiMacにのみ搭載されている非公開の「MEZZANINEスロット」に取り付けるSCSIホストアダプタだ。これを利用すれば、iMacにSCSI-1,2,3とFast、Wide、Ultra SCSIのポートが増設できる。付属のソフトウェアでRAID0とRAID1も利用可能。フォーカルポイントコンピュータが、日本における代理店


■■PowerMac G3(Blue&White)■■

いくら米国でZIPがリムーバブルメディアの主流であろうとも、ここ日本においては事情が違う。MOこそ重要なのである。本来なら製品のローカライズという意味でも、アップルコンピュータが出荷時点で行なってもおかしくないことだが、ひとまずヤノ電器ロジテックが対応製品を販売してくれそうだ。いずれもATAPI接続のMOを、本来はZIP向けに設置されている3.5インチベイに内蔵する。もちろんフロントパネルは両社のオリジナル アダプテックが出荷を始めたPCIバス対応のSCSIアダプタが「PowerDomain2930U」。価格設定はオープンプライスだが、会場内のショップでは1万6,000円前後で販売されている。新PowerMac G3で従来のSCSI機器を使おうと思ったら、こうしたSCSIカードの増設は必須ともいえる。プロユースを中心に、相当数の販売が見込まれる


■■G3アクセラレータ■■

はやくも新PowerMac G3を強化するためのG3アクセラレータが登場した。mactell社の「G3 Power Jolt Overdrive」がそれだ。366MHz、400MHzそして450MHzの製品がラインナップされている。CPUクロックだけでなくバックサイドキャッシュも純正の二倍量を搭載。日本における代理店はフォーカルポイントコンピュータ スパルタカスこと、20周年記念MacintoshをパワーアップするG3アクセラレータ、Sonnet Technologies社の「Crescend G3」。二次キャッシュスロットに搭載する。バックサイドキャッシュ1MBを搭載した300MHzモデルで89,800円。日本ではイケショップが取り扱っている

□MACWORLD Expo/Tokyoホームページ
http://www.idgexpo.com/MACW/99/index.html
□アップルコンピュータのホームページ
http://www.apple.co.jp/

('99年2月19日)

[Reported by 矢作 晃]


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